お茶とお香は、江戸時代の上級武士にとって修めるべき教養であり、そのために家の格にふさわしい道具が集められました。立花家でも柳川藩主の名に恥じない名品を数多くそろえていたことが、当時の道具帳などから確かめられます。本展では、5千点にのぼる立花家伝来の美術工芸品のなかから、お茶とお香にまつわる選りすぐりの作品を紹介します。近世の大名文化の豊かさと、現代まで継承されているお茶とお香の世界の奥深さを感じる、馥郁とした時間をお楽しみください。
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