キレイなトリたちで飾られた絵や昔の道具9>
立花家史料館には、5千をこえる宝ものがあります。すべて、柳川の殿さまだった立花家が集めたものです。美しい絵、きれいな暮らしの道具、殿さまの「よろいかぶと」、姫さまの着物など、はじめて見るものばかりかもしれませんが、じっくり見ると、おもしろい発見がたくさんあります。
この夏は、こども企画展「いろトリどりの宝もの」に、立花家の「くら」の中から、たくさんのトリたちが集まってきました。殿さまになった気分で、宝ものをかざっている色とりどりのトリたちと仲よく遊びながら、日本の美術にくわしくなろう。
柳川藩の礎を築いた立花宗茂(1567〜1642)。およそ400年前に生きていた宗茂の姿は、長い年月を経て残された古文書類から、少しずつ明らかにされてきています。宗茂にまつわる品々は、藩祖を敬う気運から、現代にいたるまで、立花家にて大切に受け継がれてきました。
今回は宗茂の武芸に注目。宗茂宛に出された剣術と弓術の免状や、宗茂所用と伝わる武具の仕様が詳述されることから、宗茂との関わりを感じさせる軍書を紹介します。