特集展示「その1 島村速雄」
「その2 立花宗茂の祈り−摩利支天・将軍地蔵・祗園神」
平成23年12月10日(土)〜平成24年2月5日(日)
その1「島村速雄」
立花家16代当主和雄の実父は、日本海海戦などで活躍した元帥・島村速雄です。生涯他者に功を譲ることを貫き、名将と讃えられる彼ですが、立花家に残る資料からは、その人となりや家族の一員として過ごす速雄の姿が垣間見えます。
写真:島村速雄一行書
(「禍福無門唯人所召」
春秋左子伝の語)
立花家史料館蔵
その2「立花宗茂の祈り−摩利支天・将軍地蔵・祗園神」
戦国時代、生きるか死ぬかの一瞬を生きた武将たちは、我が身の安泰や一族の存続を切実に願っていました。豊臣秀吉から「九州之一物」とまで称された戦国武将・立花宗茂であっても、例外ではありません。立花家に伝来した宗茂の遺品を紹介し、宗茂が心の拠り所とした神仏の姿を探ります。
写真:祇園守蒔絵脇当(ぎおんまもりまきえわきあて)
桃山時代 立花宗茂所用 立花家史料館所蔵
甲冑の内、脇を防御する部分に祇園社(京都八坂神社)の守り札を蒔絵で描き、防御性を高めている
出品リスト
島村速雄 |
名称 |
制作年代 |
作者 |
島村速雄肖像 |
近代 |
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二行書「皇國興廢在此一戦各員一層奮勵努力」 |
近代 |
島村速雄 |
太刀 銘 月山貞勝(元帥刀) |
近代(大正9年) |
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島村菅尾宛島村速雄書簡 |
近代(明治38年) |
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一行書「禍福無門唯人所召」 |
近代 |
島村速雄 |
恵比須図 |
近代 |
島村菅尾 |
島村速雄肖像 |
近代 |
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島村茂穂宛島村速雄書簡 |
近代(明治40年) |
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立花宗茂の祈り-摩利支天・将軍地蔵・祗園神 |
名称 |
制作年代 |
所用者 |
摩利支天掛物 |
桃山時代〜江戸時代初期 |
伝立花宗茂 |
将軍地蔵護符 |
桃山時代〜江戸時代初期 |
伝立花宗茂 |
祇園守蒔絵脇当 |
桃山時代 |
立花宗茂 |
軍旗(写し) |
江戸時代初期 |
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戸次道雪檄文写し |
江戸時代後期 |
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鑓 銘 濃州関住兼貞作 |
室町時代 |
立花宗茂 |
観音菩薩立像(懸仏御正躰) |
中世 |
伝立花宗茂 |
霊符 |
江戸時代初期(寛永16年) |
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立花宗茂病気平癒願書 |
江戸時代初期(寛永11年) |
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木付帯刀・村尾主税助連署書状 |
江戸時代初期(寛永11年) |
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軍書 |
江戸時代初期(寛永13年) |
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黒漆塗旗竿 |
江戸時代初期 |
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日月梵字軍扇 |
桃山時代〜江戸時代初期 |
立花宗茂 |
黒漆塗杏葉紋蒔絵鞭 |
江戸時代初期 |
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日月梵字軍配 |
桃山時代〜江戸時代初期 |
立花宗茂 |
采配 |
桃山時代〜江戸時代初期 |
立花宗茂 |
常設展示
主な展示作品
名称 |
制作年代 |
作者/所用者 |
黒漆塗葵紋散蒔絵旅眉作箱 |
江戸時代後期 |
12代藩主純姫所用 |
八橋図蒔絵文台 |
江戸時代後期 |
12代藩主室純姫所用 |
賀茂人形 |
江戸時代後期 |
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御所人形 |
江戸時代後期 |
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芥子雛人形 |
江戸時代後期 |
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有職雛 |
江戸時代後期 |
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牡丹唐草蒔絵雛調度 |
江戸時代後期 |
江戸七澤屋製 |
鉄皺革包月輪文最上胴具足 |
桃山時代 |
初代藩主立花宗茂所用 |
金箔押桃形兜 |
江戸時代初期 |
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具足袈裟 |
江戸時代初期 |
3代藩主立花鑑虎所用 |
緋羅紗陣羽織 |
江戸時代末期 |
12代藩主立花鑑寛所用 |
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