特別公開 亜欧堂田善 作「花下遊楽図」
2010年7月10日(土)〜11月7日(日)
立花家史料館 亜欧堂田善作「花下遊楽図」特別公開
■期日 平成22年7月10日(土)〜11月7日(日)
江戸時代の洋風画家、亜欧堂田善の油彩画「花下遊楽図」を特別公開いたします。この作品は江戸、品川の御殿山で花見を楽しむ庶民の様子を描いた作品で、落款(サイン)や印章がなかったため、長らく作者不詳として立花家に伝わっていました。しかし、最近の調査の結果、構図や画風の特徴から、亜欧堂田善(1748〜1822)の作品であることが判明しました。
亜欧堂田善は、江戸時代後期の銅版画家、洋風画家で、白河藩主松平定信に画才を見出され、銅版画や油絵の技術を習得しました。田善の油彩画は今のところ十数点しか確認されておらず、また、旧大名家の伝来品としては本作品が初めての発見となります。
立花家史料館では、7月10日(土)から11月7日(日)までの間、本作品を特別公開いたします。この機会に是非ご覧ください。
「花下遊楽図」 亜欧堂田善 作
品質形状:油彩、絹、額装
法量:縦44.2cm × 横90.2cm
制作年代:文化年間(1804 - 18)頃
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