柳川のお殿さまであった立花家で、昔から大切にされてきた宝もののなかから、アニマルたちが大集合。おとなもこどもも「お題」に挑戦して、日本美術をたのしもう!
立花家史料館は、柳川藩主立花家に伝来した5千点以上の大名道具を収蔵しています。収蔵品には、歴代藩主の甲冑や刀剣などの武具類はもちろんのこと、掛軸や屏風などの絵画作品もあれば、藩主の身の回りを彩った文房具や茶道具、姫さまたちの婚礼のために調えられた蒔絵の調度などの美術工芸品もあり、江戸時代の大名家のはなやかな暮らしぶりをうかがい知ることができます。
このたび、夏休み期間にあわせて開催する、こども企画展「あつまる!アニマル!たまに・・・お化け?」では、伝来の大名道具のなかから、こどもたちが親しみやすいように、動物があらわされた作品を集めて展示します。展示室には、おとなもこどもも気軽に挑戦できる「お題」が設定され、楽しみながら日本美術を学ぶことができます。
オススメ作品は、江戸時代後期に描かれた「芸州武大夫物語絵巻」。広島県の三次藩士・稲生武大夫が、16歳のときに30日間にわたってお化けと対決した実話を元に、全3巻もの長い絵巻が作られました。今年は、夏休み期間を6期(1期:6/28〜7/25、2期:7/26〜8/1、3期:8/2〜8、4期:8/9〜15、5期:8/16〜22、6期:8/23〜31)に分けて、この絵巻の全話を展示します。こどもたちが大好きな、ふしぎなオバケの話をお楽しみください。
また、平常展示では、初代柳川藩主・立花宗茂所用の鉄皺革包月輪文最上胴具足からはじまる歴代柳川藩主の甲冑、初代柳川藩主・宗茂が初代福岡藩主・黒田長政から譲られたと伝える火縄銃 銘墨縄と、姫さまたちの婚礼調度、雛、雛調度、御所人形、賀茂人形、嵯峨人形がご覧いただけます。
夏休み期間中は毎日、小学生以下を対象とする楽しいイベントを開催しています。
くわしくは「おこさまチラシ」や「へっちゃらへいたろうしんぶん」をご覧ください。)
期間:平成26年7月19日(土)〜8月31日(日)