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ひみつのナイトミュージアム

2015/4/27

ナイトミュージアムといえば、
夜の博物館で展示物が動き出す、あの映画を思い出すかもしれません。

現在の立花家史料館で、もしもあの状態が起こったとしたらどうなるか
想像してみましょう。

お雛様が動いたり、女乗物が走り回ったり
甲冑が歩き回ったりするのはともかくとして
たくさん出ている刀剣類が暴れ出したりしたら
危なくてしょうがありません。

 

4月25日に立花家史料館で開催した
「ナイトミュージアム・ファンミーティング -立花な人々-」は
そんな危険な事件ではなく、楽しいトークイベントでした。

 

2012年の9月に開いた
立花宗茂とすごすディープな昼下がり ティーパーティー」の
第2弾として開催されたこのイベントは
前回と同じくtwitterでのみ告知。
ただし今回は館長アカウントに加え、史料館公式アカウントでも告知しました。

 

会場は、史料館入ってすぐ。
いつもは金箔押桃形兜を露出展示している場所。

 

20150427_01

 

 

 

 

 

 

 

両側にある宗茂と誾千代のパネルは
4月24日から登場したもので
いつもは史料館受付付近に立っています。

 

開始は18時でしたが、17時を過ぎた頃からぽつぽつとお客様がみえ始めました。

 

20150427_02

 

 

 

 

 

 

 

受付付近では柳川藩主立花邸御花の売店が出張販売。
「おはなのうむすび」の試食もありました。

スタッフの予想を上回る、20数人の参加者が見守る中
イベントはスタートしました。

 

実は立花家史料館入口には、目に見えない、ある結界があります。
結界内である史料館展示室では、オーセンティックな展示のみ。
サブカルが入り込むことはありません。

でもナイトミュージアムの夜だけは特別に結界が解かれ
サブカルの話題が解禁されました。

 

20150427_03

 

 

 

 

 

 

館長のリードで、中野等さん(九州大学大学院教授)がコメントするという、気ままなトーク形式。
肝心の内容はというと……

 

「この夜に見聞きしたことは他言無用」の掟により、ひみつです。

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中野等氏の講演会

2010/11/22

11月20日に九州大学の中野等先生による特別記念講演会「武将・立花宗茂の虚像と実像」が開催されました。

img_1122当日は、全国から若い方、女性の方にも多くご参加いただき、今までの講演会とはちょっとちがった雰囲気で楽しく始まりました。
中野先生のお話は、とてもわかりやすく、面白くて1時間半はあっという間でした。
展覧会では第一部のテーマが「二人の父―紹運と道雪―」としておりますが、先生のお話は「三人目の父」という衝撃的!?な内容から始まり、思わず身を乗り出してしまいました。

豊臣政権下での小早川隆景とのつながり、つまり毛利家との関係については今まで全く意識したことがありませんでしたので、とても新鮮な内容でした。
この時の強い毛利色が、その後全く消し去られてしまっているというお話にも驚きました。
そして、後半の、浪牢時代の宗茂の心情についての話では、弱音を吐く彼の人間的な一面がよく伝わってきて、かえって親近感を感じました。
私個人的感想を述べさせていただくならば、結局最後に勝ち残る秘訣は、誠実でバランスのとれた人格と長寿、かな…と思った次第です。
宗茂という人は、きっと変転著しい人生に揉まれ、晩年は人の気をそらさない話し上手な人だったのでしょう。会ってみたかったです。

展覧会では、宗茂の書簡もいくつか展示してあり、現代語訳も表示しておりますので、ぜひそういったことを念頭に観ていただければと思います。

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