2016/1/9
昨年、私館長ブログを書きました。そして、続きをまた…。と書いたのですが、
一体何を書こうとしていたのか思い出せずに年を越したというていたらくに我ながらかっがり。
気を取り直して、心機一転、新年2日目にスタッフを供に三柱神社詣でに参りました。
新雷切丸の無事も道雪公によくよくお願いしなければなりません。
元旦から続いてかなりの人出、長い行列です。
そして、三柱神社の絵馬はこちらです。
我が殿の兜ではありませんか…沢山の願い事を背負って壮観な眺め。
ということで、早速、スペシャルサポーターの宗茂様にも今年の願いを書いていただくことにいたしました。
我が殿も絵馬の図柄がことのほかお気に召したご様子。
誰の目にも触れることのないよう別室にて一筆(鶴の恩返しでしょうか…)
「皆が健やかに笑顔で日々を過ごせますように 柳川城城主 立花宗茂(花押)」
さすが、我が殿、ご自分のことなど一言も書かずに皆の幸せを祈る姿勢が素晴らし…えっ?
何ですか?本当はこの続きに-もう少し背が伸びますように-と書くつもりだったと?!
でも、書いてみたらスペースがなくなってしまったと…、…。
先のこと(字配り)などまるで考え無しに筆を進めるところなど、さすが我が殿!
ということでこの絵馬、私が三柱神社に奉納いたします。
殿の代参として、後半お書きになるはずだったこともお願いしておきますね。
そして、今日三柱神社に絵馬を奉納してきました。
神職の金子さんにもきちんと見届けていただきました。ありがとうございます。
タグ: 三柱神社, 武将隊
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2013/4/3
福岡では桜もそろそろおしまいかな、という3月31日、
柳川の三柱神社で流鏑馬が奉納されました。
今年で9回目となるこの流鏑馬奉納は、
毎年、小笠原総領家に伝わる流鏑馬を継承する「流鏑馬 武徳会」の皆さんによって行われています。
お昼過ぎ三柱神社へ行くと、お馬が腹ごしらえをしていました。
この日私たち史料室スタッフが流鏑馬に赴いたのには理由があります。
もちろん流鏑馬を見たいというのもありましたが、メインはこちら。
着ているのは弊社社長の立花寛茂です。
直木賞作家の葉室麟さん(『無双の花』発売中!)と
この日ちょうど柳川藩主立花邸 御花にいらっしゃっていたワカマツカオリさん(イラスト展開催中!)も
来賓席でご覧になりました。
直木賞作家と戦国武将がご対面
柳川市のマスコットキャラクター「こっぽりー」も来ていました。
柳川の2大スター(?)の競演。
ちなみにこの「こっぽりー」ですが、去年のゆるキャラグランプリで61位だったそうです。
さて肝心の流鏑馬の方はといいますと、まずは神事が行われます。
その後馬場まで皆で行列して進みます。
満開の桜の中を歩く宗茂。
お馬も準備万端。
草を食べていたときとは違い、和鞍が装着されています。
流鏑馬奉納の詳細については、小笠原流流鏑馬のサイトをご覧ください。
さすがに宗家の騎乗姿は美しかったということだけお伝えしておきます。
それでは流鏑馬奉納中の宗茂さんの様子を見てみましょう。
・馬場での神事を見守る。
・伝習館高校弓道部による、的の交換を見守る。
(兜を脱いで烏帽子姿になりました)
・的に矢が当たった瞬間を見守る。
・無事に終わってほっとする。
座っていたとはいえ、総重量13キロ超を着ての3時間は、大変疲れたことと思います。
全てが終わり、宗茂から寛茂へと戻った社長に聞いてみました。
「社長、来年はどうされますか?」
「うん……戦は1回でよか。」
ですよね。
「一仕事終えた後の草はサイコーだぜ」(馬談)
タグ: こっぽりー, レプリカ甲冑, ワカマツカオリ氏, 三柱神社, 柳川の四季, 立花宗茂, 葉室麟氏
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2013/2/28
今日2月28日は、関ヶ原合戦後に改易されて柳川を離れた立花宗茂が
20年後に再び柳川に領地を得、柳川城に入城した日。
そんな宗茂ゆかりのおめでたい日である本日、
宗茂ゆかりの三柱神社において、
立花宗茂所用甲冑レプリカのお披露目式を行いました。
ご存知の方も多いとは思いますが
三柱神社の三柱とは、戸次道雪・立花宗茂・誾千代の3人のことです。
その3人の肖像画が見守る拝殿の中、
それもちょうど宗茂の肖像画の下にレプリカ甲冑を配置。
宮司さんにお祓いをしていただいた後、
マスコミ関係の取材を受けました。(甲冑は中央に移動)
そこへお散歩中の近所の保育園児が通りかかったので
「殿様の鎧があるよ」と、保育園児にはちょっと難しい言葉で
見学のお誘いをしてみました。
幸い先生方が興味を持ってくださったので、
大きい組の子たちが見学することに。
みんな恐る恐る遠巻きに眺めています。
怖いといって逃げ出す子やら、勇敢にも脇差を手に持ってみる子やら。
小さな子たちが地元の歴史に触れる良い機会になりました。
みんな大きくなったら今日のことを思い出してね。
そして立花家史料館に本物を見にいらっしゃい。
天気も良くて、暖かくて、
素敵なお披露目式でした。
タグ: レプリカ甲冑, 三柱神社
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2013/1/21
昨年の10月、特別展に使用するための写真撮影を行いました。
場所は宮永舘址と良清寺、それに三柱神社。
天候に恵まれず、ずっと先延ばしになっていた金剛院も
今月になってやっと撮影することができ、
撮るべき画像はすべてそろいました。
これらの写真と、各方面からご提供いただいた写真とを
パネルに加工するための作業を、現在行っています。
展示替えまであと少し。
ラストスパートなり。
タグ: 三柱神社
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2012/1/13
まもなく始まる宗茂3ウィークス。
柳川藩主立花邸 御花のお食事処対月館では
限定オリジナルメニュー
「宗茂せいろ」
をお召し上がりいただけます。
この「宗茂せいろ」は
鰻がまるごと一匹入った特上せいろ蒸しが
こちらのランチョンマットに乗ります。
さらには
三柱神社の宗茂お守りがついてきます。
これだけついて、お値段3300円!
大変お得です!
お食事の後はデザートですね。
松濤館の、レストラン集景亭や喫茶うぃすてりあでは
「宗茂鎧餅セット」をご用意しています。
こちらについては、また次回。
企画いろいろ、M3Wは1月15日〜2月5日に開催。
みなさんのお越しをお待ちしております。
みんな食べてね
タグ: M3W, 三柱神社, 史料館企画グッズ, 関連商品
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2011/10/19
10月16日 よく晴れた日曜日。
初代藩主 立花宗茂の正室、誾千代の命日を翌日に控え、
供養祭がありました。
今年の供養祭には、『文蔵』(PHP研究所)にて「まりしてん誾千代姫」を
好評連載中の、山本兼一先生も編集の方と一緒にお見えになりました。
「まりしてん誾千代姫」は現在のところ、
秀吉の九州攻めが終わり、筑後柳川を賜ったあたりまでお話が進んでおります。
未読の方は、単行本化(来年あたり?)をお待ち下さい。
さて、供養祭に先立ち、まずは三柱神社でお祓いを受けました。
三柱神社は、9代藩主鑑賢の時代に創建されました。
祭神は、戸次道雪(梅岳霊神)・立花宗茂(松陰霊神)
そしてこの日の主役である誾千代(瑞玉霊神)です。
道中の安全などのお祓いを受けたら、いよいよぼたもちさんへ向けて出発。
場所は熊本県玉名市長洲町腹赤。車で約1時間の距離です。
加藤清正領であった腹赤は、誾千代が晩年を送った場所。
亡くなったのもここです。
のどかな田園風景の中に
ありました。誾千代の供養塔、通称「ぼたもちさん」です。
近寄って見てみましょう。
ぼたもちというより……きのこ?
なんとなく目鼻を書きたくなる造形です。
「光照院殿泉誉良清大姉」
これが誾千代の戒名です。
享年は34あるいは35と伝えられています。
幟旗は、地元の方が管理してくださっています。
ちなみに、写真は十七代当主で当館の館長でもある立花宗鑑奉納の旗。
地元の住職さんがお経をあげてくださいました。
正座されているのが山本兼一先生です。
(すみません、後ろ姿の写真しかありませんでした。)
お経とお説教の後はお食事です。
お斎という感じではありませんが、ちょっと豪華にデラックス弁当。
なんと、おいしいぼたもちさんも付いてます!
食べ終わってふうっと一息。
周りを見渡すと、梅の木が二本。
これらは縁あって、太宰府の紅梅・白梅を植樹したものだそうです。
桜の木も何本か植えてありました。
春になればお花見も楽しめますね。
誾千代がこの地で、どんな晩年を送ったのかはわかりませんが、
今のぼたもちさん周辺は、
長閑だけど、ちょっと賑やか(近隣の中学校の部活の声が聞こえていました)で、春には綺麗な花も咲く。
誾千代さんも、喜んでいるのではないかと思いました。
それもこれも、竹藪に囲まれひっそりと寂しい雰囲気だったここを、
整えたり、お世話したりして下さっている、
地主さんや区長さん始め腹赤のみなさん、それから柳川の有志のみなさんのおかげです。
ありがとうございます。そしてこれからも、よろしくお願いします。
さて、再び1時間の道のりをたどり柳川へ。
誾千代の菩提寺である良清寺へ行きました。
ここは、宗茂が柳川再封後に、誾千代の菩提を弔うために建立した寺です。
寺の敷地の奥の方に、誾千代の墓があります。
真ん中が誾千代の墓、
向かって左は、5代藩主 貞俶の室、珂月院の墓、
向かって右は、珂月院の父、立花弾正貞晟(3代藩主忠茂の子)の墓です。
珂月院も貞晟も、江戸で亡くなり、深川の本誓寺に葬られていますので
ここにあるのは供養塔なのでしょう。
近くに池があるためか、蚊がぶわんぶわんしていました。
この後、お向かいの瑞松院などにも行ったのですが、
とりあえず、誾千代供養祭はこれにて結び。
さて近年、お墓巡りをされる歴史ファンの方が多いようです。
そのこと自体はいいのですが、中には無断でお寺に入り、お墓の写真を撮る方もいるそうです。
お墓参りをするときには、お寺さんに一言断って、許可をいただいてからにしましょう。
「ルールとマナーを守って、楽しいお墓参りを。」
立花家史料館からのお願いです。
タグ: 三柱神社, 山本兼一氏, 誾千代
Posted in 四季と祭事 | 誾千代をぼたもちさんにて偲ぶ はコメントを受け付けていません
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