ワカマツカオリ・イラスト展やってます
2013/4/8会場は柳川藩主立花邸 御花の西洋館。
なぜ、九州・柳川の地でワカマツカオリさんのイラスト展を開催することとなったのか。
それはこの作品のおかげ。
『利休にたずねよ』で直木賞を受賞された山本兼一さんが
昨年11月に上梓された『まりしてん誾千代姫』 です。
こちらの作品が月刊文庫『文蔵』に連載されていたときに
挿し絵を担当されたのがワカマツカオリさんでした。
ワカマツカオリさんの描き出す誾千代姫は、山本兼一さんの文章に大変マッチしており
その秀麗な挿し絵は小説に彩りを添えていました。
連載時にしか目にする機会のなかったこれらの挿し絵。
それを一堂にあつめたのが、今回のイラスト展です。
さらに柳川藩主立花邸 御花にある立花家史料館では
特別展「誾千代姫伝説と立花家記」を開催中。
「史実の誾千代姫」 と 「小説の誾千代」。
一度に両方を味わうことができるのは、おそらくこれが最初で最後でしょう。
会場の西洋館は、柳川藩主立花邸御花・正面門の目の前にありますが
入口は右手のアーケード奥にあります。
この博多祇園山笠の宗茂人形のいるところが、入口です。
入るとすぐに一枚目があります。
サブタイトルに「挿し絵でたどる『まりしてん誾千代姫』の世界~」とあるように
本展ではそれぞれのイラストのキャプションに
『まりしてん誾千代姫』から、短い文章を載せており
イラストをたどっていくことで、小説の世界がたどれるようになっています。
ご見学順路に沿ってお進みください。
作品の中には、単行本発刊時に描き下ろされたものもあります。
また今回のイラスト展のために描き下ろされたカラー作品もあります。
期間中ご来場の方に限り、展示イラスト(サイン入り)をご購入いただくことができます。
実際の購入は展示期間終了後となりますので、現在はご予約のお申込を承っています。
購入希望の多い作品は、展示期間終了後に抽選にて購入者を決定します。
既にたくさんの方にご予約いただいておりますが
やはりカラー作品の人気が高いようです。
先月末にはワカマツカオリさんも来園されました。