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番外編-館長ブログ- 「Google Made in Japan で日本の伝統的工芸を発信…そして六本木ヒルズにて飛騨守相伴」

2016/2/4

今回のブログ、タイトルも長いが、内容も長い、そして濃いです。

 

1月の終りに九州を大寒波が襲いました。立花邸は雪景色だったそうですが、私はそれを避けて23日から東京入り。絶対そこに行かなきゃならない理由があったから。

(翌24日、柳川の力士琴奨菊が優勝!といううれしい日を東京で迎え、忘れられない特別な夜となりました。)

 

そして、

1月26日、六本木ヒルズにあるGoogle社で新プロジェクト Made in Japan ―日本の匠― 公開記念イベントが賑やかに開催。

これは、Google Cultural Institute の活動の一環で、

―日本の美と文化を世界に―と立命館アート・リサーチセンターや青森県庁など6施設(このうちのひとつが当館です)とのパートナーシップのもと、日本が誇る様々な工芸品80種以上をオンライン展示で公開するものです。当館は、日本の甲冑、日本の組紐、芦屋釜、肥後鐔、日本の線香花火、山鹿灯籠、小笠原流折形、など12展示のキュレーションをいたしました。

 

そういう経緯で、この日開催されたパネルディスカッション「日本の地方の魅力・文化の世界への発信について」では、モデレーター(司会進行役ってこと)をつとめることに。

gciロゴ

 

 

 

 

 

 

 

 

Google Cultural Institute の活動については、こちらをご覧下さい。
そして、パートナーとして当館ではこういった展示を公開しています。

https://www.google.com/culturalinstitute/collection/tachibana-museum?hl=ja

 

さらに、もちろん!このイベントには、すでに横浜入りしていたスペシャルサポーターの我が殿も合流。遊び心いっぱいのGoogle社内へウキウキしつつ、ご入場。そのまま控室まで我が殿もご相伴衆としてご一緒。

えーっと、つまり、六本木ヒルズは江戸時代の長府藩主毛利邸があったところ。で、さしずめ毛利邸での茶会に立花飛騨守宗茂様がご相伴して参る、という図?…(しかも長府藩主毛利家は立花家の豊姫の嫁ぎ先ではないですか…と心の中でマニアックに盛り上がる)

 

Googleのオフィスは、各部屋ごとにとても楽しいネーミングがされています。こちらが控室「あんみつ」、なんと我が殿好みのお名前。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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この日ばかりは、守役の私にSPがついているような心持ち…心強い。殿、かたじけない。

控室には、続々と関係者の皆様がご挨拶に入ってこられます。

政府関係者の方々やGoogle Cultural Instituteの統括責任者(本部はロンドン)アミット・スードさん、Google代表取締役のピーターフィッツジェラルドさんまで。

もちろん当館スペシャルサポーターで、このプロジェクト展示にも登場している我が若殿もご挨拶。

皆さん最初ちょっと驚き、そしてみるみる表情が明るくなるのを見て、目を細める江戸用人植野…。

 

Googleの方々は国籍問わず、みなさん着物姿でにこにこと登場。

会場には、鏡割りのためにGoogleロゴ入り酒樽と、「ぐ」印法被が用意されていました。さすが、遊び心に抜かりがありません。

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パネルディスカッションのパネラーの方々は、

前述のアミット・スードさん、

内閣府地方創生推進室次長の間宮淑夫さん、

中心的に展示構成をされた、京都女子大学准教授の前崎信也さん、

そして、モデレーター植野。

ここでのお話の内容については、長くなりますのでいずれ、5月の文化講座の時にでもご紹介しますね。

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この日、守役植野は非常に多忙につき写真はほぼ我が殿撮影。

つまり、殿の目からみたGoogleイベントです。

これとか、これとか、…

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食べ物の画像が多いよう…な、気のせいですよね。

 

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殿…高いところからの眺め、めずらしかったんですね…。

 

用人植野は、最後に会場のデモ機ディスプレイを日本の甲冑の殿着装例画像にささっと変えて退出。

 

 

おまけ。

パネルディスカッションは、さすがの日英同時通訳入りでしたので、皆様にレシーバーが配布されました。

それを装着して得意気な我が殿。

 

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あなたのお側に飛騨守 ~音声ガイドの楽しみ方~

2016/1/15

ついに立花家史料館の音声ガイドができました。

その名も「飛騨守相伴(ひだのかみしょうばん)」。

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Googleプレイストアから無料でダウンロードできる、新しいタイプの画像付の音声ガイドです。

スペシャルサポーターの立花宗茂さん熊本城おもてなし武将隊)が
当館が所蔵する宗茂ゆかりの品々についてわかりやすくご紹介します。

現在のところアンドロイドのみ対応しています。
iOSは対応待ちですが、近いうちにweb版の公開も予定しています。

 

ではここからは、この音声ガイドの楽しみ方を説明していきましょう。

まずはGoogleプレイストアで「立花家史料館」を検索。

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「立花家史料館ガイド2015」が出てきます。

 

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アプリ(無料)をダウンロードしたら、早速開いてみましょう。
すると、このような3つの展示が表示されます。

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このうち一番上の「飛騨守相伴」が音声ガイドです。

「柳川藩主立花邸の歴史」は
江戸時代から近代を経て現在まで続く立花邸の歴史を紹介したもの(音声はありません)。

「立花家史料館平常展」は
現在平常展示のコーナーで展示している作品の紹介です(音声はありません)。

これらも是非ご覧いただきたいのですが
まずは「飛騨守相伴」を見てみましょう。

 

タップすると、最初にスペシャルサポーター(以下スペサポ)宗茂さんがご挨拶します。

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動画はネットに接続できる環境でご覧ください。
(作品解説は接続がなくてもご覧いただけます)
下になにやら文章が出ていますが
動画ではスペサポ宗茂さんがこの文章を武将言葉でお送りしています。

ここで音声ガイドのタイトルについて説明しますと
上の写真の文章にあるとおり、「飛騨守相伴」とは「宗茂といっしょに」ということ。
すなわち
「飛騨守の官職にあった宗茂と一緒に
ゆかりの品々を通して立花家の歴史をたどる鑑賞ツアーをしよう」
というのが、このタイトルの意味するところです。

それではアプリの内容に戻りましょう。

 

挨拶が終わると、次からは
画像を見ながらスペサポ宗茂さんの解説を聞くページになります。

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ここでも音声は武将言葉ですが、下に現代文の解説があります。

画像部分を拡大してみることもできます。

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適宜拡大して、じっくりご覧ください。

 

紹介している作品は全10点

加藤清正からもらったこれとか

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戸次道雪が雷を切ったというこれとかもあります。

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雷切丸の解説の後に、特別動画「雷切丸進上のこと」を1月5日より追加しました。

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年末から年始にかけてtwitterで巻き起こった諸々を経て
1月5日、スペサポ宗茂さんに雷切丸の魂の入った刀(新雷切丸)を進上しました。
それに関する動画です。

 

最後にスペサポ宗茂さんが終わりの挨拶をして、ガイドはおしまい。

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このガイドの特徴は、通常の展覧会の音声ガイドと違い
いつでもどこでも何度でも見ることができるところです。

例えば電車の待ち時間に

写真はイメージです

写真はイメージです

 

 

 

 

 

 

 

 

例えばほっと一息の時間に

写真はイメージです

写真はイメージです

 

 

 

 

 

 

 

 

アプリを開いてみましょう。
飛騨守が相伴して立花家の歴史を語ります。

 

でもやはり最適なのは、
立花家史料館の中で実際に展示品を見ながら聞くこと。

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もちろん家で予習してから史料館で本物を見る、というのもおすすめです。

※館内で展示を見ながらお聞きになる場合は、イヤホンをご使用下さい。
※音声ガイドでご紹介している作品は一部展示しておりますが
すべての展示作品に対応しているものではありません。

 

来月あたりには「続 飛騨守相伴」のリリースも予定していますので
どうぞお楽しみに。

 

[おまけ(メイキング画像)]

スタジオで音声を録音中

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「雷切丸進上のこと」は熊本城で撮影しました

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ディレクターは館長

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【 追 記 】

1月19日、「飛騨守相伴」web版を公開しました。

 

2月1日、「続 飛騨守相伴」をリリースしました。
こちらもアンドロイドのみ対応しています。
すでにGoogleプレイストアで立花家史料館ガイドをダウンロードしていただいている方は
自動的にアップデートされ「続 飛騨守相伴」も見られるようになります。
web版の公開は今しばらくお待ち下さい。

では「続 飛騨守相伴」のメイキングもちら見せ。

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番外編-館長ブログ-「殿の絵馬」

2016/1/9

昨年、私館長ブログを書きました。そして、続きをまた…。と書いたのですが、
一体何を書こうとしていたのか思い出せずに年を越したというていたらくに我ながらかっがり。

気を取り直して、心機一転、新年2日目にスタッフを供に三柱神社詣でに参りました。
新雷切丸の無事も道雪公によくよくお願いしなければなりません。

 

元旦から続いてかなりの人出、長い行列です。

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そして、三柱神社の絵馬はこちらです。

我が殿の兜ではありませんか…沢山の願い事を背負って壮観な眺め。

 

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ということで、早速、スペシャルサポーターの宗茂様にも今年の願いを書いていただくことにいたしました。

我が殿も絵馬の図柄がことのほかお気に召したご様子。

 

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誰の目にも触れることのないよう別室にて一筆(鶴の恩返しでしょうか…)

 

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「皆が健やかに笑顔で日々を過ごせますように 柳川城城主 立花宗茂(花押)」

 

さすが、我が殿、ご自分のことなど一言も書かずに皆の幸せを祈る姿勢が素晴らし…えっ?
何ですか?本当はこの続きに-もう少し背が伸びますように-と書くつもりだったと?!
でも、書いてみたらスペースがなくなってしまったと…、…。

先のこと(字配り)などまるで考え無しに筆を進めるところなど、さすが我が殿!
ということでこの絵馬、私が三柱神社に奉納いたします。
殿の代参として、後半お書きになるはずだったこともお願いしておきますね。

 

そして、今日三柱神社に絵馬を奉納してきました。

神職の金子さんにもきちんと見届けていただきました。ありがとうございます。

 

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番外編-館長ブログ-「我が殿のイラスト」

2015/10/30

あれは、確か…九州国立博物館での特別演舞の時でしたか、控室にて我が殿より「立花宗茂イラストコンテストに儂も描いてみたいぞ!」(←実際は大変丁重なお申し入れでしたが、殿のお言葉に翻訳するとこうなります)

と、驚きの宣言がありました。

 

あれから、柳川からは遠く離れた熊本城のみならず全国でお忙しい日々をお過ごしのご様子…大丈夫だろうか…心配…でもきっと我が殿のことですので、この宿題見事仕上げていただけるだろうと信じて待つこと数か月…。

 

武録(ブログ)ではずいぶん悩んでいるご様子…。

柳川ではスタッフ皆で心配しておりました。が、

 

締切りのせまったある日、突然我々のもとに届いたのがこの作品。

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最初に開封した私の秘書が一言 「く、暗い…と思って裏をみたら、殿ですよ!」 「きっと何度も書き直したんだと思います(涙)」

苦闘のあとを感じさせる作品ではありましたが(しかも絵具お買いになられたんですね)、当館スタッフには概ね好評。

 

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その後私、隅々までじっくり鑑賞いたしました。

普段の展示では見えない甲冑の後姿をあえて描いているとは、さすが我が殿! と、褒めポイントを探しつつも、暗闇に迷子になったような幼気なうしろ姿に母心を感じて涙。

 

応募用紙には、

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私には、我が殿が、蘇ってしまって熊本城で今後を月を眺めつつ考える…そんな姿に重なりました。

が、一年が過ぎ、最近とみに脂が乗りきったような(フィジカルでは困ります…)ご様子に感心しきりです。

きっと仕送りも必要ないでしょう…と、よく見ると腰にあるのは、金熨斗(きんのし)の拵(こしらえ)ですか…さりげなく国許にアピールとお見受けしました。

熊本城に居並ぶ大名方に我が殿が見劣りするようなことは、私が許しませんので、しばしお待ちを。

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宗茂イラスト募集してます

2015/8/10

立花家史料館では、これまでに2回のイラストコンテストを実施してきました。

第1回 わたしの誾千代姫
第2回 戸次道雪と九州戦国絵巻

そして3回目となる今回、遂にこの人が登場。

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この夏一番熱い戦国武将*・立花宗茂。(*当館調べ)

テーマは「立花宗茂、〇〇の地に立つ」

人生山あり谷ありであった立花宗茂ですが
どんな時もどんな地でも、流されずに懸命に立ち
今につながる立花家の歴史を守りぬきました。

皆さまの心にはどんな宗茂が立っていますか。
名前を耳にして思い浮かぶ姿を、楽しんで描いて送ってください。

 

そして今回も、みなさまのモチベーションアップのために
さまざまな賞をご用意いたしました。

◆イラスト部門
・千熊賞:柳川藩主立花邸御花ペア宿泊券(2食付) 1名

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賞の名前は宗茂の幼名・千熊丸(せんくままる)に由来しています。
柳川藩主立花邸御花までの交通費は各自ご負担ください。
また、ご利用いただけない期間もございますので、その点はあらかじめご了承ください。

 

・百熊賞:柳川藩主立花邸御花お食事券 2名
「ももくましょう」と読みます。
百熊という人はいませんが、千熊賞と対にしてみました。

 

・柳川市長賞:柳川市の特産品 1名
柳川市がある場所は、宗茂が豊臣秀吉から与えられた地。
そして関ヶ原合戦後改易されながらも、20年後に再び戻ってきた地。

 

・豊後高田市長賞:豊後高田の特産品 1名

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宗茂が生まれたのは、現在の豊後高田市にある筧。
史料館スタッフは先日、研修旅行で訪れました。

 

・「大関ヶ原展」賞:展覧会オリジナルトートバッグ入り展覧会図録+クリアファイル 3名
立花宗茂所用の武具類も多数展示されている
「大関ヶ原展」福岡会場(福岡市博物館)からの賞。
図録は厚さ約2.8cm、ハードカバー。解説も充実。

 

◆小中学生絵画部門    ※応募者全員に参加賞贈呈

・柳川市長賞:1名

・大木町長賞:1名
柳川市の北にある大木町は、関ヶ原合戦の局地戦である
江上・八院の戦い(佐賀では柳川合戦という)の舞台となった地。

・豊後高田市長賞:1名

・柳川市観光協会会長賞:1名
柳川の観光を牽引する柳川市観光協会からの賞。

・「大関ヶ原展」賞:1名

 

◆こどもぬりえ部門
・三柱神社賞:20名

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戸次道雪・立花宗茂・誾千代を祭神とする三柱神社
立花宗茂のように「復活」することを望む人が、日々訪れているようです。

・「大関ヶ原展」賞:10名

 

小中学生絵画部門・こどもぬりえ部門の副賞は
もらってからのお楽しみ。

 

さて今回のイラストコンテストでは、3組の特別審査員をお願いしました。

●葉室麟氏

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映画化もされた『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞。
受賞第一作として、立花宗茂の後半生を描いた『無双の花』が刊行されました。
現在『無双の花』は文庫化され、解説は当館館長が書いています。

 

大久保ヤマト

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漫画家、イラストレーターの大久保ヤマトさんは
戦国武将を主人公にした漫画を発表されています。
主な作品は『猛将妄想録』(現在は電子書籍版が発売中です)。

大久保さんには、ぬりえ台紙のかっこいい宗茂を描いていただきました。

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ぬりえ台紙はこちらからダウンロードできます。
周囲も自由に描いて、宗茂を様々な地に立たせてください。

 

熊本城おもてなし武将隊

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熊本城を拠点に、日ノ本一のおもてなしをめざし、日々活躍中の武将隊。
昨年10月に加わった立花宗茂さんも、大人気のご様子。

審査はみなさんでしていただくのですが
宗茂さんはイラスト部門にご応募くださるとのことです。
どんなイラストが送られてくるか楽しみですね。ふふふ。
途中経過は宗茂さんの武録(ブログ)でときどき報告されます。

 

さて
「いざイラストを描こうと思ったけど、宗茂について詳しくは知らない」
もしくは
「どこに立たせようか迷ってしまう」
というあなた。

立花家史料館公式サイトの「あなたが描きたいのはどんな宗茂?」をご覧ください。
おすすめの書籍や展覧会を紹介しています。

 

テーマである「立花宗茂、〇〇の地に立つ」。
〇〇に入るのは、歴史上有名な地でも、みなさんのお住まいの地でも
観光地でも、地球外や架空の地でもかまいません。

自由な発想で、自由に宗茂を立たせてください。
立っていなくても、座っていても逆立ちでもOKですが。

自由なことも多いですが、「既存のキャラクターを想起させないもの」など注意事項もあります。
あのゲームや、あのアニメや、あの漫画などのキャラクターを想起させるものは
審査対象外となりますのでご注意を。
詳しくは応募規定をよくお読みください。

 

締切は9月5日(土)。
たくさんのご応募をお待ちしております。

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立花家のお盆 2015

2015/7/16

 

今年も立花家にお盆の季節がやってきました。

 

6月から館長室の前にあった精霊船(おしょろさん)。

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7月15日の朝、軽トラで運ばれていきました。
運ばれる先は、柳川藩主立花邸御花・東庭園のお池。

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ここから先は車が入れないので
えっちらおっちらと、人力で運びます。

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お池に浮かんだおしょろさんを、製作者の志岐さんが最終確認。

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これで準備OK。
あとは暗くなるのを待つばかり。

 

 

そして夜8時過ぎ。
暗くなってきたので、そろそろ船出の時間。
立花家のご先祖様と、戦没者(岩屋城とか島原の乱とか戊辰戦争とか)が
おしょろさんに乗って、あちらの世界へ帰っていかれます。

 

提灯に火が灯りました。

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お仏間にお供えしていた「おしゃんこんさん」も乗りました。

黄檗宗の立花家では、御上供(おしゃんこん)という
青(みどり)・黄・赤・白・黒の野菜と油揚げをお供えします。

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立花家の3兄弟が見守る中、志岐さんの先導でおしょろさん出発。

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こちらの世界の居心地が良くて帰りたくないのか、なかなか進みません。
台風による強風に流されて、木に引っかかったという説もあります。

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やっと定位置に付き、いざ点火。

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火が点きました。
急いで逃げる志岐さん。

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めらめらと燃えるおしょろさん。
炎とともに天に昇っていかれるご先祖様たち。

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立花家の人々や戦没者のご子孫の方々が
大人も子供もみんなで見送りました。

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さようなら。また来年。

 

 

 

~おまけ~

熊本城おもてなし武将隊の黒田官兵衛さんが
立花宗茂を見送りに来てくださいました。

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燃え盛る炎を見つめる官兵衛さん。
「帰っていかれたのですね」とつぶやいて
そっと手を合わせられました。

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熊本城の宗茂さんはまだ帰りませんので、これからも仲良くお願いします。

 

 

~さらにおまけ~

今年の立花家のお盆には
テレビの取材が入りました。

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TVQ「土曜の夜は!おとななテレビ」。
8月15日放映予定です。
福岡にお住まいの方は、お楽しみに。

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熊本半日紀行 前編

2015/6/21

熊本県立美術館では、6月28日まで
細川コレクション特集「細川茶わんまつり!」が開催されています。

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利休七哲に数えられた武将・細川忠興以来、400年かけて集められた
細川家ゆかりの茶わんが大集合した展覧会です。

6月20日、展覧会の関連イベントとして
ミュージアムセミナー「細川忠興の茶道具収集」があり
これに参加してきました。

 

お昼頃熊本に到着し、まずは腹ごしらえ。
下通りにある紅蘭亭へ。

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長い行列の出来る人気のお店ですが
事前に予約していたおかげで、すぐに席に着くことができました。

注文したのは、熊本名物・太平燕。
コクのあるあっさりスープが
具と春雨と揚げ卵に絶妙にマッチングしています。
とても美味しくいただきました。

 

余談ですが、お店から見えていた郵便ポストが気になったので
近くまで行ってみたところ、こんな形でした。

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さすがはお城の町・熊本。
石垣まで再現。

 

さて太平燕+αでお腹は膨れましたが
「甘い物は別腹だよね」という全会一致の結論により
お隣のSWISSでデザートタイム。

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セミナーに備えて
各々ケーキやパフェで脳の栄養を補給。
さらにコーヒーでしゃっきりしたところで
熊本県立美術館へ向かいます。

 

途中、お城が見える二の丸広場から
熊本城おもてなし武将隊の立花宗茂さんに念を送る。

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ビビビビビ。
そのうち三日月模様の夏衣装を見に行きますね。
ビビビビビ。

よし。

 

さて、まもなくセミナー開始という会場では
想定以上の参加者に対応すべく
椅子が次々と追加されていました。
「細川忠興」「茶道具」「講師:山田貴司」と3つ揃っていることから
たくさんの人が集まったのでしょう。

この日は、熊本城おもてなし武将隊の細川忠興さんもゲストとして出陣。
ミュージアムプログラムの初陣は
5月6日の当館イベント「戦国時代立花家甲冑体験プログラム」内の
「特別ギャラリートーク・うぃず忠興」だった忠興さん。
遂に細川家に登場。
参加者の多い4つめの理由でした。

 

セミナーでは、細川忠興のプロフィールに始まり
忠興ゆかりの茶道具について、
伝来品の画像や文書史料を使って
講師の山田さん、ときにゲストの忠興さんから
わかりやすく、かつ楽しく紹介されました。

 

なお、人気講師・山田さんは
本年度第5回立花家史料館文化講座(1月開催)でも
講師をしていただくことになっています。
タイトルは「清正と宗茂、二人にとっての関ヶ原合戦」。
なんて魅力的なタイトルなんでしょう。
みなさんのご参加をお待ち申し上げております。

 

あっという間の一時間だったセミナーが終わり
お見送りが一段落したところで
忠興さんに、臥龍梅と鴬の柄の夏衣装を見せていただきました。

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左肩の鴬が忠興さんで、右袖の鴬が奥様のガラシャさんだそうです。

 

後編に続く。

 

【次回予告】
展覧会で茶わん三昧。これはまさしく「まつり」だ!
その後、旧細川刑部邸でぐるぐる廻る我らが感じたこととは…

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再び出会った宗茂と誾千代(甲冑体験プログラム)

2015/5/8

慶長5年の関ヶ原合戦で西軍に加担したために、領地を追われた立花宗茂。
肥後・高瀬で浪々の日々を過ごしていた宗茂は、大名復帰の希望をもって京に上りました。
慶長6年7月のことです。
これが宗茂と正室・誾千代の最後の別れとなりました。

その翌年、誾千代は肥後の地で生涯を閉じたのです。
20年後に柳川の地に大名として復活した宗茂の姿を見ることはできませんでした。

 

それから414年。
あのとき別れた宗茂と誾千代が、「甲冑」となって再び出会います。

それが5月6日に開催したイベント。

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「戦国時代立花家甲冑体験プログラム
-414年を経て、今再び出会う宗茂と誾千代-」

立花家史料館では、できる限り素材や技法を
オリジナルの甲冑に近づけたレプリカを製作しています。
立花宗茂のレプリカ甲冑に続いて
このたび、誾千代の着用という空想の甲冑を製作しました。

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モデルとなったのは、大友宗麟の
「白檀塗浅葱糸威腹巻」。
(九州国立博物館「戦国大名」展に展示されています)

この誾千代モデル甲冑のお披露目として開催したのが、本イベントです。

 

会場は柳川藩主立花邸御花 松濤館2階 元禄の間。

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会場への道の途中、階段下では
普段は史料館入り口にいる、宗茂・誾千代パネルがお出迎え。

 

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階段を上がると、史料館公式グッズの特別販売コーナー。

 

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宗茂所用の「金地三日月図軍扇」をモデルにした軍扇と

 

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宗茂・誾千代クリアファイル。
どちらも九州国立博物館「戦国大名」展グッズコーナーでも買えますが
この日は特別価格でご提供。

隣には柳川藩主立花邸御花の出張売店。

 

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宗茂関連グッズが大集合。
この他に絵はがきや金甲ストラップなどもありました。

舞台裏には、誾千代モデル甲冑がスタンバイ。

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静かに出番を待ちます。

さらに4階控え室では

 

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宗茂のレプリカ甲冑もスタンバイOK。

 

12時50分開場。
朝早くから整理券のために並んでくださったみなさまが
会場に着席されました。

各所準備が調い、13時、いよいよイベントスタートです。

 

開会に先立ち、公益財団法人立花財団理事長・立花宗鑑のごあいさつ。
その後すぐに会場が暗くなり
みなさん待ちに待った「熊本城おもてなし武将隊」の登場です。

 

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まず当館作成の武将隊PV風映像(1分弱)を放映。
出陣武将である立花宗茂さん、黒田官兵衛さん、細川忠興さんをご紹介しました。

 

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演目は、この日のために用意された特別プログラム。
宗茂さんメインの「梅鶯東風」。
しんみりする場面あり、

 

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激しい殺陣あり。

宗茂と誾千代や家臣ら、そして武将達の絆を感じさせるお話しでした。

 

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その後、熊本城ではおなじみの「虎念天通」と「虎嘯風生」。

 

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「虎嘯風生」では会場内に手拍子が響きました。

 
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宗茂さんの音頭で「エイエイオー」を三唱して、演舞は終了。

 

武将さん達が退場し、しばしの休憩をはさんで
西岡文夫さんによるレクチャー開始です。

 

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演目は「当世具足の特徴―着装用レプリカ甲冑製作を通して」。
西岡甲房代表の西岡文夫さんは、日本を代表する甲冑師で
宗茂レプリカ甲冑と、誾千代モデル甲冑の製作をされました。
当館所蔵の立花宗茂所用具足の修復もしてくださっています。

 

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戦い方の変遷に伴って変化していく甲冑の歴史や
どういう風に甲冑を作っているのか
また、レプリカの製作過程や特徴などを
わかりやすくお話しいただきました。

長年甲冑に携わっている西岡さんならではのお話が
次から次へと泉のように湧き出てきます。

 

諸事情により少し時間がかかってしまいましたが
満を持して、宗茂レプリカ着装の立花宗茂さん(熊城隊)登場。

 

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凛々しいお姿に会場が沸き立ちます。

 

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実際の宗茂所用具足との違いなどを解説。

続いて誾千代モデル甲冑を着て登場したのは

 

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黒田官兵衛さん(熊城隊)。
思いがけない登場に、宗茂さんのとき以上に沸き立ちました。

そしてこのときこそ
宗茂と誾千代(?)が414年を経て出会った瞬間だったのでした。

 

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誾千代モデル甲冑についても
実際に着装したものを見ながら解説。
威糸についてや、腹巻についてなど。

 

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西岡さんのレクチャー前半の間
4階控え室では、宗茂さんと官兵衛さんに甲冑を着せていました。
そのときの話。

烏帽子の関係で、結んでいた髪をおろすことにした官兵衛さん。
胴を着ける前の姿が、なんだか「安倍晴明」っぽいと周囲から言われていました。
軍師から陰陽師へ。

 

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宗茂さんは、当世では着け慣れていない兜をかぶっているので
頭上の感覚がわからず
ドアを通るときなど、不思議な体勢(中腰的な)で歩いていました。

甲冑を着けて歩くとき、
一般の人は、頭上はもちろんですが、
刀の先もいろんなところにガチガチ当ててしまいがちです。
しかし普段から帯刀されている宗茂さんは、そこは全く心配いりませんでした。
さすがです。

 

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なお、控え室での宗茂さんは
汗拭き用に「立花宗茂マフラータオル」を使っていたことを
ここに謹んでご報告いたします。

 

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この2領は、柳川藩主立花邸御花でのブライダルでもご利用になれます。
新郎新婦でどうぞ。

 

官兵衛さんが「今だけ誾千代」となって結婚式風のポーズをとったり
背中の様子を見せたりしながら
写真撮影タイム。

 

これにて特別レクチャーも終了です。

 

レプリカ着装の宗茂さんは、このまま親衛隊との記念撮影。

 

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(ブログ掲載を了承された方のみ写っている画像を掲載しています)
みなさんがかぶっている金の兜は
九州国立博物館特別展「戦国大名」の
ワークショップ「手作り兜を作ろう!」で作った黄金の兜。
モデルになっているのは
もちろん当館所蔵の「金箔押桃形兜」です。

これをかぶって入場した方には
史料館オリジナルグッズと
ミュージアムスタッフ手作りの裾黒の後立

 

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こちらをプレゼントしました。

ちなみに金甲は家臣の兜ですが、殿もかぶってみちゃいました。

 

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ここでイベントはいったん中締め。
このあと元禄の間会場では
抽選に当たった方の誾千代モデル甲冑着装体験。

立花家史料館では「特別ギャラリートーク・うぃず忠興」。
展示担当学芸員と、細川忠興さんとの、トークを交えた特別ギャラリートーク。

 

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甲冑着装を担当しており、ギャラリートークを見ていないので
ここでは着装体験の様子をご紹介します。

ただ噂によると、ギャラリートークは、漫談のようで、爆笑の連続だったとか。
きっと面白いことになるだろうと、内々では言っていたのですが、やはり。

熊本城おもてなし武将隊事務局の撮影されたものが、後日送られてくるということですので
そのときを楽しみにしていようと思います。

 

さて、着装体験会場。

 

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今回は2名の女性が着装を体験しました。
準備を待つ間、いつもの甲冑に着替えた官兵衛さん、
いまだレプリカ甲冑姿の宗茂さん、そして当館館長のトーク。

甲冑に関するお話しが繰り広げられました。

 

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知識の豊富な軍師は、質問が的確なので
ゆるいながらも、ためになるトークタイムでした。

宗茂さんは着装体験者と並んで記念撮影。

 

以上ですべてのプログラムが無事に終了。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

 

【その後の熊本城おもてなし武将隊】

全体を通して、いろんなことにご協力くださった武将さんたちとスタッフのみなさんに
館長から宗茂兜ケーキのプレゼント。

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パティシエと共に。
官兵衛さんの手にはなぜか「へしきり長谷部バームクーヘン」(某学芸員所用)

 

控室を訪れた当財団理事長と宗茂さんご対面。

 

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立花宗茂(2代)と立花宗鑑(17代)の名刺交換。

 

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立花宗茂(2代)と立花宗鑑(17代)のツーショット。

 

このあと史料館へご案内。

 

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移動途中にパネルを囲んでみました。

 

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現在展示中の「金地三日月図軍扇」と。
宗茂さんの手にある軍扇は
販売している軍扇とは違う、本物により近づけた特別製です。
イベントでもこれを使っていただきました。

 

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ほら甲冑も展示品とおそろい。

 

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すぐカメラ目線をする忠興さん。
お弁当では玉子焼きは欠かせないと力説していました。
玉(ガラシャ)さんloveが止まらないご様子。

玉さんの次に大好きな「うむすび」の販売が再開したら、即お知らせします。

 

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みなさま、遅くまでありがとうございました。
またいつでも遊びにお越し下さい。

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熊本から福岡大名トリオがやってきた

2015/2/15

先週、立花家史料館に素敵なお客様をお迎えしました。

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熊本城おもてなし武将隊の(右から順に)立花宗茂さん、細川忠興さん、黒田官兵衛さんです。

ちなみにこの写真では、官兵衛さんが花、忠興さんが文、宗茂さんが武を担当(?)しています。

宗茂さんと忠興さんは昨年の10月以来2回目、官兵衛さんは初めてのご来館です。

 

福岡の大名トリオ、まずは館長室へ。

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前回の反省をふまえて
「狭い館長室にぎゅうぎゅうの大名ご一行様」の撮影に成功しました。
さらに館長室では誾千代の絵と、宗茂さんがご対面。

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このときの宗茂さんのお気持ちが
宗茂さんのブログに掲載されていますので、是非そちらをご覧ください。

宗茂さんに「お顔つきが変わりましたね」と言うと
「顔は変わっておらんのじゃが」と照れてらしたのですが
前回のご来館時、新しい世界にまだ慣れていないご様子だったのが
半年の時を経て、ずいぶんと堂々とした雰囲気になりました。

 

史料館エントランスで、ひとしきり写真撮影タイムの後は、展示室へ。

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館長の話を聞きながら、昔のことを思いだそうとしている宗茂さん。

 

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忠興さんと官兵衛さんは、立花家の歴史を興味深げに聞いています。

 

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黒田長政から立花宗茂に贈られたと伝わる火縄銃(墨縄)を見つめる官兵衛さん。
長政の名君ぶりについて熱弁を振るうなど、息子思いの一面をのぞかせました。

 

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宗茂さんが見つめているのは、雛調度の貝あわせです。
小さいので蜆と思われることが多いのですが、ちゃんと蛤です。

 

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みなさん小さいものがお好きなようで
雛調度やら賀茂人形やら、楽しそうにご覧になっていました。

 

次の場所へ移動。

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105年前に建てられた大広間へやってきました。

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縁側で鴨を眺めながら寛ぐ大名たち。

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天気のいい日でよかった。

 

観光のお客様が「何の人たちかしら」と不思議そうに見ます。
そんなとき即座に対応する姿は、さすがに「おもてなし」武将隊。
柳川に於いても発揮するおもてなしの心。

 

家政局では、お雛様とたくさんのさげもんがお出迎え。

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かわいい飾りに囲まれて、神妙な面持ちの大名たち。

 

最後は売店「お花小路」へ。

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宗茂さんが持っているのは「立花宗茂 蒸し金鍔」
忠興さんが持っているのは「立花宗茂 お餅いろいろ」
どちらも柳川藩主立花邸 御花オリジナル商品です。

 

官兵衛さんのお気に入りはこちら

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「柳川御花謹製 うなぎの骨」
これも柳川藩主立花邸 御花のみで販売しています。
ひとつひとつ手洗いしているので臭みがありません。
製造は不定期ですので品切れの場合があります。
官兵衛さん、ラッキーでしたね。

 

この日は売店のリニューアル一周年記念で抽選会が行われていました。
宗茂さんもガラガラガラ。

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5等賞・御花オリジナルハンカチが当たりました。
おめでとうございます。

 

さらに、この日は「おはなのうむすび」の発売日。
大名さんたちにも召し上がっていただきました。

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「おはなのうむすび」は、鰻のせいろ蒸しをおむすびにしたものです。
秘伝のタレをからめたもちもちご飯に、ふっくらとした香ばしい鰻。
中には具も入っています。
あたためたばかりの「うむすび」に、いいお顔の大名たち。

 

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食べてみて会心の一言を求められた官兵衛さんの言葉。
「本当に旨いときには言葉が出ぬ」。

 

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売店スタッフが「うむすび」について説明中も
「うまい」が止まらない3人。

 

今回、福岡大名トリオには立花家史料館と柳川藩主立花邸 御花を
ご堪能いただけて、なによりです。
なお旅の様子は、宗茂さん、忠興さん、官兵衛さん、
それぞれのブログに詳しく書いてくださっています。

 

帰りの車、後部座席に大名3人が乗り込みました。
狭いんじゃないのかなと思いましたが「仲がいいから大丈夫」だそうです。

宗茂さんは、車の窓を開けて、見えなくなるまで手を振っていました。
次の機会を楽しみにしていますよ。

忠興さんと官兵衛さんも、もちろん他の武将さんたちも、是非またお越しください。
うなぎの骨を用意して待っています。

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熊本城に立花宗茂さん登場!

2014/10/24

10月某日、熊本城おもてなし武将隊の加藤清正さんが
立花家史料館に来館されました。

 

10月から新章「威風堂々」が始まった熊本城おもてなし武将隊。
この度交渉が無事成立し、参加が決定したという
立花宗茂さんを伴ってのご来館でした。

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こちらが、熊本城おもてなし武将隊の立花宗茂さんです。

 

現世に蘇ったばかりで、昔のことは忘れていることも多い宗茂さん。
思い出す助けになればと、館内をご案内しました。
宗茂さんは、甲冑や黒田長政から贈られた火縄銃(墨縄)などの展示品を
興味深げにご覧になりつつも
新しい世界にまだ慣れないせいか、緊張したご様子でもありました。

 

その後、館長も交えて少しお話したのですが
あまり広くない館長室の応接セットに
戦国大名ご一行様の座っている光景というのは
とてもシュールなものでした。
写真を撮っておかなかったことを、今更ながら後悔しています。

 

さらに柳川藩主立花邸 御花の売店では
商品に自分の顔を見つけた加藤清正さんが
「わしがおるぞ!」と喜んでいらっしゃいました。

 

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これがその商品です。
お餅いろいろ。

 

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いますね、加藤さん。
お隣には島津義弘さんもいます。

 

どこにいてもおもてなしの心を忘れない加藤清正さんは
柳川藩主立花邸 御花の売店のお客様をも、おもてなししてくださいました。
ありがとうございました。

 

さて熊本城おもてなし武将隊の立花宗茂さんは、10月9日に晴れて初陣。
昨日の威風堂々の章・お披露目式では、初めて甲冑姿を披露されたようです。

 

その甲冑のモデルとなったのが、おそらくこちら。

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立花宗茂所用 「伊予札縫延栗色革包仏丸胴具足」
関ヶ原の合戦の頃に着用していたであろうものです。
宗茂さんには、関ヶ原のあのときを思い出しながら
熊本城でも大活躍していただきたく思います。

熊本城へお出での際には、ぜひ武将隊の立花宗茂さんへのご声援を
よろしくお願いいたします。

 

そして、熊本城おもてなし武将隊の立花宗茂さん。
ご自分のことで思い出せないことなどありましたら、喜んでお手伝いいたしますので
お気軽に電話もしくは矢文でご連絡ください。

 

それではみなさん、本日も胸を張って生きていきましょう。

 

〈おまけ〉

実は…

参加交渉中(当時)の、細川忠興さんもご一緒のご来館でした。

 

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