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セクスィー黒椿を見に行こう

2012/4/5

柳川藩主立花邸御花の東庭園にある
黒椿が見頃を迎えました。

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黒椿は、江戸時代から栽培されてきた「江戸椿」の古典品種です。
ここでも古くから栽培されています。

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一般的な椿の色に比べて、深みのある色をしており
妖艶な雰囲気をもっています。
つぼみは花よりもさらに黒っぽい色をしているのですが
わかりますか。

花言葉は「気取らない優美さ」
気取ってはいないのでしょうけど、
ちょっと近づきがたいセクスィーなお姉様のような黒椿が
東庭園で優美にあなたをお待ちしてますことよ。

他にも、満開の桜も両手を広げてお出迎えしていたり

いらっしゃーい

いらっしゃーい

藤棚にはかわいいつぼみが見られたりします。

もうちょっとで咲きます

もうちょっとで咲きます

寒くもなく、蚊もいない今が
東庭園のお散歩には、一番いい季節ですよ。

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川が開いてスプリング・ハズ・カム

2012/2/29

4年に1度の2月29日である今日、堀開きがありました。

飲料水や農業用水を確保するため、柳川には無数の掘割が張り巡らされています。
掘割は普通の河川とは違って、流れが穏やかなため、水藻や塵が滞留してしまいがちです。
そのため年に一度堀割の水を落とし、川底の清掃と日光消毒を行うのです。

水落ちのときには、堀に流れこむ川の水門を閉じ、
下流側の井樋を開放して、堀の水を有明海に流します。

明治末期頃までは、水落を11月上旬、城内にある日吉神社の秋季祭礼の前に行い
水落期間中に捕獲した魚を料理して、親戚知人を招き、神社で酒宴を楽しむという
風習があったようです。

今年は2月20日の午後4時に水門が閉じられました。
そして今日あった堀開きでは、閉じていた水門を開放し、堀に水を流し込みます。
開放するのは、柳川古文書館近くの新町水門。

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数枚の板で堰き止められています。

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徐々に板がはずされていきます。

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最後の板がはずされると、水がどーっと流れ込みました。

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はずされた板たち。
川を堰き止めるという重責を無事完遂し、満足げなご様子。

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桜が咲くのはもうしばらく先ですが、

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堀開きを迎えた柳川は、もう春です。

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氷の松濤園

2012/2/3

節分の今日、柳川藩主立花邸 御花の松濤園には
朝から氷が張りました。

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昨日の雪はもうすっかり溶けてしまいました。
が、池の水はかちんこちんに凍っています。
いつもは優雅に泳ぐ鴨も今朝は……

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徒歩です。
行列して向かう先には、本日の朝食が待っております。

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朝ご飯に向かって急ぐ腹ぺこ鴨さんたち。

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いつもの朝とはちょっと違う松濤園でした。

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雪の立花邸

2012/2/2

今日の柳川は朝から雪です。
柳川藩主立花邸 御花も雪化粧。
滅多にないことですので、早速カメラを持って園内を回りました。

豪雪に悩む地方の方々にとっては
笑止な画像ばかりでしょうが
ちょっと雪が降ると、ひゃっほいとなってしまう九州人が撮ったものですので
どうぞ温かい気持ちでご覧ください。

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まずは松濤園。
羽毛たっぷりの鴨は、寒さに負けず泳いでいました。

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大広間から見た松濤園。
寒いのでガラス越しに。

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西洋館の裏庭。
思わず足跡をつけたくなる雪の積もりっぷり。

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お役間横の中庭。
こちらはまあまあの雪です。

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まちぼうけの像が、寒そうにまちぼうけていました。
口のあたりの雪が、空也上人像の南無阿弥陀仏のようです。

ところで、雪が降ってひゃっほいとなったのは
昔の人も同じだったようで
立花家に残る古写真にも、雪の立花邸を写したものがあります。

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西洋館の裏庭は、今日と同じようにソテツにも雪が積もったようです。

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松濤園と大広間と御居間。
屋根まで真っ白です。
まだ小さい松に、時の流れを感じます。

予報によると、寒さは明日まで続くようです。
みなさまお風邪を召されまさぬよう、お気を付けあそばせ。
以上、雪の柳川よりお伝えいたしました。

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白秋祭のおもひで

2011/11/18

白秋祭とは、柳川出身の詩人 北原白秋の遺徳を偲び、
その命日である11月2日をはさんでの3日間(11月1日〜3日)に毎年開催される祭です。

この3日間には、提灯や行灯で飾られた約110数隻のどんこ舟が
夜の堀をパレードします。
ステージでは白秋の童謡や歌曲が演奏され、
市民が花火やかがり火で迎える中を、舟はゆっくりと進みます。

立花家17代当主や、東京大学史料編纂所の山本博文先生、
作家の葉室麟先生など、錚々たるメンバーを乗せた
柳川藩主立花邸 御花の舟は、11月2日に出ました。

立花宗茂マップや御花マップのイラストを描いてくださった
ティンドラ・ドロッペさんもお招きしてお楽しみいただいたのですが
そのドロッペさんが、このときの思い出をすばらしい絵巻物にして
持ってきてくださいました。

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きれいなラッピング。
紐は和物かと思ったら、北欧で購入されたものらしいです。
和と北欧って、不思議とマッチングするんですよね。

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原画は半紙23枚をつないだ絵巻なのですが、
こちらはA4に縮小してからつないだもの。
全長6.5メートルにもなる大作です。

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内容はこんな感じです。
素敵な絵と文章で、白秋祭の楽しい様子がほんわかと伝わってきます。
ドロッペさんのブログでは全ての絵をご覧いただけます。

「パレードの舟に乗ってみたい」と思った方は
柳川市観光協会のサイトへ。
来年の乗船申し込みを既に受付中です。

ドロッペさんの白秋祭絵巻は、
何らかの形で柳川藩主立花邸 御花内に掲示して
みなさんにもご覧いただこうと現在画策中。
しばしお待ちを。

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