吉光と長光と雷切丸と
2019/3/29空気がすっかり春めいてきました。
立花氏庭園の桜の開花状況は、3月29日現在このくらいです。
下の方から順々に咲いていって
もう間もなく満開を迎えそうです。
この木が葉桜になっているであろう4月12日から
立花家史料館では毎年恒例の刀剣展が始まります。
今年の目玉はなんといっても
久しぶりに両方そろう国宝と重要文化財です。
昨年までの2年間は、重文の「剣 銘 長光」だけの展示でしたが
今年はお出かけの予定がない国宝の「短刀 銘 吉光」も
一緒の出番となりました。
立花家の吉光なら去年の秋に京都で見たよ、という方も
今年はぜひ、自宅でくつろぐ藤四郎くんを見にお越しください。
思えば、直近で国宝と重文がそろったのは2016年のことでした。
あの年は、ここ柳川でも震度5強を記録した熊本地震が
会期の初日前夜に発生し
余震のおそれから、国宝と重文は期間限定展示となってしまったのでした。
一緒の出番は、あの時以来になります。
そしてもうひとつの目玉は、大人気「脇指 無銘(雷切丸)」。
近世大名立花家初代の戸次道雪が、雷を切ったという伝説のある刀です。
道雪関係では他に、薙刀も展示する予定です。
さて今年は、少し頑張って、絵はがきを作ってみました。
左から長光、吉光、雷切丸です。
立花家史料館の受付で販売します。各100円。
入館して絵はがきを各1枚買っても合計1,000円(大人1名様の場合)。
ワン紙幣でおさまります。
さらに、人の形をした雷切丸くん(イラスト)の絵はがきも2種できました。
こちらもお楽しみに。
今年のゴールデンウィークは長いお休みがとれる方もいらっしゃるようです。
そのうち1日か2日はぜひ柳川へ遊びにお越しください。
4月から5月はお堀巡りに最適の季節です。
福岡方面からお越しの場合は、西鉄の観光列車「水都」への乗車をおすすめします。
6種類ある乗車記念カードのうち3号車のカードは雷切丸です。
福岡空港からでしたら、空港⇔柳川の高速バスが便利です。
最速60分で、乗り換えの必要もありません。
なおゴールデンウィークがゴールデンではない方もご安心を。
特集展示「刀を見る、伝来を知る 柳川藩主立花家伝来の刀剣」は
7月15日(月・祝)までの開催です。
最終日の7月15日には、立花家史料館友の会と立花財団賛助会の会員特典イベント
「旧柳川藩主立花家のお盆を特別体験」があるのですが
それはまた次の機会に詳しくご案内します。