「島原の乱」ではいろいろ起こった
2018/5/185月13日(日曜日)に
「『島原の乱』その時に何がおこった」というイベントを催しました。
これは当館イメージキャラクター「宗茂と誾千代」と
島原城で活動されている、島原城七万石武将隊との
交流イベントとして開催したものです。
さて今回のイベントは、午前の陣:トークセッションと、午後の陣:歴史演舞の二部構成。
午前の陣では「学芸員が語る御家の事情-立花・鍋島・細川のうごき-」と題して
各家をよく知る学芸員たちが、島原の乱において、九州の大名たちは何を思って出陣し
どのように働き、乱の後はどうなったのかを解説しました。
出演していただいた学芸員は
細川家:林千寿さん(八代市立博物館)
鍋島家:富田紘次さん(公益財団法人鍋島報效会 徴古館)
立花家:白石直樹さん(柳川古文書館)
という豪華メンバー。
この日だけを狙い澄ましたかのような雨にも関わらず
90名以上のみなさまにご参加いただきました。
before 島原の乱から、本戦を経て、after 島原の乱まで
時間の関係で駆け足とはなりましたが
濃密なトークセッションとなりました。
配付資料の中から、各家の関係系図を公開いたします。
また各家の島原の乱について
参考となる展覧会や参考図書を紹介しているサイトを以下にあげておきます。
・八代市立博物館 秋季特別展覧会「天草・島原の乱 徳川幕府を震撼させた120日」(2002年10月25日-11月24日)
・公益財団法人鍋島報效会 徴古館 第81回展「佐賀藩 初代藩主の子供たち」展(2017年9月4日-11月4日)
午前の陣が終わるとお昼です。
イベントに合わせて柳川藩主立花邸 御花の総料理長監修の
お弁当(予約制)が30食限定で販売されました。
その名も「しまばら花風味」弁当。
ちなみにお弁当箱は「月高忠心」弁当と同じです。
「しまばら花風味」弁当の中身がこちら。
肉に魚に海老に、野菜もたくさん。
味もボリュームも大満足のお弁当でした。
お昼休憩の間に、会場では午後の陣の準備が進んでいました。
晴天であれば、東庭園が午後の陣の会場となる予定でしたが
あいにくの雨のため、午前の陣と同じ会場となりました。
御花スタッフの迅速かつ的確な動きにより
15分ほどで会場設営完了。
隣の会場で催されていた別の会の終了を確認後
音を出してのリハーサルを行いました。
島原七万石武将隊のブログによると
カメラの角度の関係で、松倉重政さんが太鼓を打ち鳴らす勇姿が
公式写真に残されていないとのことでしたので
リハーサル時に撮影した一枚をここに掲載しておきます。
午後の陣の歴史演舞では
まず当館公式イメージキャラクター「宗茂と誾千代」feat.忠茂による演舞から。
つづいて島原城七万石武将隊の演舞。
高力忠房さん(左)、天草四郎時貞さん(中)、松倉重政さん(右)
の3名が出演されました。
合同で常陸帯を舞った後は、お客さんも含め全員で勝ち鬨。
島原城七万石武将隊と立花家史料館公式イメージキャラクター「宗茂と誾千代」の
交流イベントは、これで終わりではありません。
5月19日、20日には島原で
「天真乱漫~乱れるように楽しむ島原」が開催されます。
かんざらしを作ったり、具雑煮を食べたり、夜の島原城を散策したりと
乱れるように楽しめる内容が用意されているようです。
事前予約制のプログラムは、すでに締め切られていますが
20日の演舞はどなたでもご覧いただけるとのことですので
お時間がある方はぜひ島原へ。
20日に限らず、ご旅行は(柳川を経由してから)ぜひ島原へ。
イベントの時ではなくても、きっと乱れるように楽しめると思います。