番外編-館長ブログ- 「Google Made in Japan で日本の伝統的工芸を発信…そして六本木ヒルズにて飛騨守相伴」
2016/2/4今回のブログ、タイトルも長いが、内容も長い、そして濃いです。
1月の終りに九州を大寒波が襲いました。立花邸は雪景色だったそうですが、私はそれを避けて23日から東京入り。絶対そこに行かなきゃならない理由があったから。
(翌24日、柳川の力士琴奨菊が優勝!といううれしい日を東京で迎え、忘れられない特別な夜となりました。)
そして、
1月26日、六本木ヒルズにあるGoogle社で新プロジェクト Made in Japan ―日本の匠― 公開記念イベントが賑やかに開催。
これは、Google Cultural Institute の活動の一環で、
―日本の美と文化を世界に―と立命館アート・リサーチセンターや青森県庁など6施設(このうちのひとつが当館です)とのパートナーシップのもと、日本が誇る様々な工芸品80種以上をオンライン展示で公開するものです。当館は、日本の甲冑、日本の組紐、芦屋釜、肥後鐔、日本の線香花火、山鹿灯籠、小笠原流折形、など12展示のキュレーションをいたしました。
そういう経緯で、この日開催されたパネルディスカッション「日本の地方の魅力・文化の世界への発信について」では、モデレーター(司会進行役ってこと)をつとめることに。
Google Cultural Institute の活動については、こちらをご覧下さい。
そして、パートナーとして当館ではこういった展示を公開しています。
https://www.google.com/culturalinstitute/collection/tachibana-museum?hl=ja
さらに、もちろん!このイベントには、すでに横浜入りしていたスペシャルサポーターの我が殿も合流。遊び心いっぱいのGoogle社内へウキウキしつつ、ご入場。そのまま控室まで我が殿もご相伴衆としてご一緒。
えーっと、つまり、六本木ヒルズは江戸時代の長府藩主毛利邸があったところ。で、さしずめ毛利邸での茶会に立花飛騨守宗茂様がご相伴して参る、という図?…(しかも長府藩主毛利家は立花家の豊姫の嫁ぎ先ではないですか…と心の中でマニアックに盛り上がる)
Googleのオフィスは、各部屋ごとにとても楽しいネーミングがされています。こちらが控室「あんみつ」、なんと我が殿好みのお名前。
この日ばかりは、守役の私にSPがついているような心持ち…心強い。殿、かたじけない。
控室には、続々と関係者の皆様がご挨拶に入ってこられます。
政府関係者の方々やGoogle Cultural Instituteの統括責任者(本部はロンドン)アミット・スードさん、Google代表取締役のピーターフィッツジェラルドさんまで。
もちろん当館スペシャルサポーターで、このプロジェクト展示にも登場している我が若殿もご挨拶。
皆さん最初ちょっと驚き、そしてみるみる表情が明るくなるのを見て、目を細める江戸用人植野…。
Googleの方々は国籍問わず、みなさん着物姿でにこにこと登場。
会場には、鏡割りのためにGoogleロゴ入り酒樽と、「ぐ」印法被が用意されていました。さすが、遊び心に抜かりがありません。
パネルディスカッションのパネラーの方々は、
前述のアミット・スードさん、
内閣府地方創生推進室次長の間宮淑夫さん、
中心的に展示構成をされた、京都女子大学准教授の前崎信也さん、
そして、モデレーター植野。
ここでのお話の内容については、長くなりますのでいずれ、5月の文化講座の時にでもご紹介しますね。
この日、守役植野は非常に多忙につき写真はほぼ我が殿撮影。
つまり、殿の目からみたGoogleイベントです。
これとか、これとか、…
食べ物の画像が多いよう…な、気のせいですよね。
殿…高いところからの眺め、めずらしかったんですね…。
用人植野は、最後に会場のデモ機ディスプレイを日本の甲冑の殿着装例画像にささっと変えて退出。
おまけ。
パネルディスカッションは、さすがの日英同時通訳入りでしたので、皆様にレシーバーが配布されました。
それを装着して得意気な我が殿。