殿の帰還、そして旅立ち
2015/3/13おなじみ「今日の宗茂くん」 の元絵でもある
立花家史料館所蔵の立花宗茂像は
立花家とも縁の深い大徳寺の152世蘭渓宗瑛が着賛し
宗茂の十三回忌のために制作されたと考えられます。
このたび公益財団法人立花財団では、この立花宗茂像の修復を行いました。
修理を手がけてくださったのは、熊本の冨永米山堂さん。
修理の内容が報告書に詳しく記されています。
経年劣化していたところは、補絹や剥落止めされ
表具はふさわしいものに改装されました。
きれいになって、おかえりなさい。
さて帰ってきたばかりの殿ですが、その2日後には、また旅立っていきました。
3月28日から開催される「大 関ヶ原展」に展示されるためです。
おそらく三代藩主・立花鑑虎の時代に大徳寺から立花家に戻され
その後の長い間を、柳川で過ごした立花宗茂像。
初めてのお江戸です。
修復後初のお披露目となる今回の展示。
近郊の方は、ぜひお出かけください。
なお当館所蔵の立花宗茂像が展示されるのは
東京会場(江戸東京博物館)と福岡会場(福岡市博物館)の2会場です。
九州近郊の方は、8月7日の福岡会場の開会をお楽しみに。