熊本から福岡大名トリオがやってきた
2015/2/15先週、立花家史料館に素敵なお客様をお迎えしました。
熊本城おもてなし武将隊の(右から順に)立花宗茂さん、細川忠興さん、黒田官兵衛さんです。
ちなみにこの写真では、官兵衛さんが花、忠興さんが文、宗茂さんが武を担当(?)しています。
宗茂さんと忠興さんは昨年の10月以来2回目、官兵衛さんは初めてのご来館です。
福岡の大名トリオ、まずは館長室へ。
前回の反省をふまえて
「狭い館長室にぎゅうぎゅうの大名ご一行様」の撮影に成功しました。
さらに館長室では誾千代の絵と、宗茂さんがご対面。
このときの宗茂さんのお気持ちが
宗茂さんのブログに掲載されていますので、是非そちらをご覧ください。
宗茂さんに「お顔つきが変わりましたね」と言うと
「顔は変わっておらんのじゃが」と照れてらしたのですが
前回のご来館時、新しい世界にまだ慣れていないご様子だったのが
半年の時を経て、ずいぶんと堂々とした雰囲気になりました。
史料館エントランスで、ひとしきり写真撮影タイムの後は、展示室へ。
館長の話を聞きながら、昔のことを思いだそうとしている宗茂さん。
忠興さんと官兵衛さんは、立花家の歴史を興味深げに聞いています。
黒田長政から立花宗茂に贈られたと伝わる火縄銃(墨縄)を見つめる官兵衛さん。
長政の名君ぶりについて熱弁を振るうなど、息子思いの一面をのぞかせました。
宗茂さんが見つめているのは、雛調度の貝あわせです。
小さいので蜆と思われることが多いのですが、ちゃんと蛤です。
みなさん小さいものがお好きなようで
雛調度やら賀茂人形やら、楽しそうにご覧になっていました。
次の場所へ移動。
105年前に建てられた大広間へやってきました。
縁側で鴨を眺めながら寛ぐ大名たち。
天気のいい日でよかった。
観光のお客様が「何の人たちかしら」と不思議そうに見ます。
そんなとき即座に対応する姿は、さすがに「おもてなし」武将隊。
柳川に於いても発揮するおもてなしの心。
家政局では、お雛様とたくさんのさげもんがお出迎え。
かわいい飾りに囲まれて、神妙な面持ちの大名たち。
最後は売店「お花小路」へ。
宗茂さんが持っているのは「立花宗茂 蒸し金鍔」
忠興さんが持っているのは「立花宗茂 お餅いろいろ」
どちらも柳川藩主立花邸 御花オリジナル商品です。
官兵衛さんのお気に入りはこちら
「柳川御花謹製 うなぎの骨」
これも柳川藩主立花邸 御花のみで販売しています。
ひとつひとつ手洗いしているので臭みがありません。
製造は不定期ですので品切れの場合があります。
官兵衛さん、ラッキーでしたね。
この日は売店のリニューアル一周年記念で抽選会が行われていました。
宗茂さんもガラガラガラ。
5等賞・御花オリジナルハンカチが当たりました。
おめでとうございます。
さらに、この日は「おはなのうむすび」の発売日。
大名さんたちにも召し上がっていただきました。
「おはなのうむすび」は、鰻のせいろ蒸しをおむすびにしたものです。
秘伝のタレをからめたもちもちご飯に、ふっくらとした香ばしい鰻。
中には具も入っています。
あたためたばかりの「うむすび」に、いいお顔の大名たち。
食べてみて会心の一言を求められた官兵衛さんの言葉。
「本当に旨いときには言葉が出ぬ」。
売店スタッフが「うむすび」について説明中も
「うまい」が止まらない3人。
今回、福岡大名トリオには立花家史料館と柳川藩主立花邸 御花を
ご堪能いただけて、なによりです。
なお旅の様子は、宗茂さん、忠興さん、官兵衛さん、
それぞれのブログに詳しく書いてくださっています。
帰りの車、後部座席に大名3人が乗り込みました。
狭いんじゃないのかなと思いましたが「仲がいいから大丈夫」だそうです。
宗茂さんは、車の窓を開けて、見えなくなるまで手を振っていました。
次の機会を楽しみにしていますよ。
忠興さんと官兵衛さんも、もちろん他の武将さんたちも、是非またお越しください。
うなぎの骨を用意して待っています。