御花のソテツは元気が取り柄
2012/6/4柳川藩主立花邸 御花の西洋館裏では現在、
謎の生命体が地面からにょきにょきしています。
謎の生命体が地面からにょきにょきしています。
丸坊主になり、なんの生き物だかわからない形状になってしまいましたが
その正体はソテツです。
毎年4〜5月になると、丸刈りにされます。
そしてお客様から、「これは何ですか」と尋ねられます。
こちら、紛れもなくソテツです。
先に丸坊主にされていた、西洋館正面のソテツからは
既に新しい葉が出てきました。
先月丸坊主にしたばかりなのに、
植物の生命力恐るべし。
もうしばらくすると、フサフサになります。
植木屋さんの話によると、
一般的には、丸刈りにするような手入れはしないそうです。
ところが立花家では、明治時代からソテツを丸刈りにしていたようです。
このような坊主ソテツが写った古写真が、何枚か残されています。
(証拠写真Aのソテツの足元に、子犬がちょこんと座っているところにも注目)
さらにソテツは、防寒(葉っぱをまとめるとか、コモで包むとか)が必要らしいのですが
立花家では、ソテツに関しては昔からスパルタです(というか、特に何もしないだけ)。
もちろん昨冬もスパルタでした(というか、何もしなかっただけ)。
我が子を谷に突き落とす獅子のような育て方をされ
100年間のびのび育っている御花のソテツ。
元気が取り柄の御花のソテツ。
やはり過保護にしないのが元気の秘訣なのでしょうか。
御花のソテツは今年も、みなさんに勢いのある姿を見せることと思います。