上げ下げ窓を上げ下げする
2024/1/22024年、令和六年 甲辰歳がはじまりました。
新年
あけましておめでとうございます。
※ぜひ音声付でご覧ください
このブログのため、柳川藩初代藩主・立花宗茂【立花家史料館公式キャラクター】に、明治43年(1910)に建てられた立花伯爵邸西洋館の窓を、開け閉めしてもらいました。
せっかくですので、宗茂の正室・誾千代姫 【立花家史料館公式キャラクター】 も。
お分かりいただけましたでしょうか?
宗茂さんも誾千代さんも、とても軽やかに窓を上げ下げしています。
*通常のご見学の際は、建物に手を触れないようお願いしていますので、特別な許可を得て、御二人に代行してもらいました*
ご覧のように、力を全く込めずとも、窓はスッと上がります。
閉めているときのギギギ音は、110歳を超える木造建築の音で、窓の重さには由来しません。
立花伯爵邸西洋館の窓はすべて「上げ下げ窓」、なかでも上下両方の窓が動かせる「両上げ下げ窓」です。文字通り、窓を上下にスライドさせて開閉します。
実は、軽やかに上げ下げさせる機構が、窓枠内部に仕込まれているのですが、それはまた別のおはなしで。
手を放しても、自然と上がっていく軽やかさを、もう一度ご覧ください。
この立花伯爵邸西洋館の上げ下げ窓のように、
本年が、軽やかで苦労がない一年となりますように。
【立花伯爵邸たてもの内緒話】
明治43年(1910)に新築お披露目された立花伯爵邸の、内緒にしている訳ではないのに知られていない、声を大にして宣伝したい見どころを紹介します。
⇒これまでの話一覧 ⇒●ブログ目次●