2018/8/28
(公財)立花家史料館は通常、展示替え期間以外は年中無休で開館しています。
ただしここ数年、それとは別に2日間の臨時休館をすることがあります。
同じ立花氏庭園内にある柳川藩主立花邸御花が、施設メンテナンスに伴い休館するとき
立花家史料館もあわせて休館しているのです。
今年は7月10日、11日がメンテナンス休館日でした。
普段はシフト勤務のため一斉に休みになることはないスタッフが、そろって2日間の休日。
そこで
よし、旅行に行こう。萩に。
という話がまとまりました。
とはいえ研修旅行でも職員旅行でもなく
ただのお楽しみ旅行なので
行きたい人が自由に参加し、経費は割り勘。
そういう条件で参加者を募ったところ
最初は2,3人だったのが、徐々に増えていき
最終的には、財団スタッフ、元財団スタッフ、御花スタッフの計9名で
車2台に分乗して行くことに決定しました。
ところで、出発日の7月10日の少し前
西日本地域で豪雨があり、とても大きな被害が出たことは
もちろん知っていました。
旅行を中止することもできましたが
これから向かおうとしている地域には
旅を取りやめる程の被害は出ていないとのことでした。
我々は災害の影響によって観光客が大幅に減る打撃を、身をもって知っています。
それで予定通り出発することにしました。
7月10日午前10時、車2台で出発。
天気は快晴。
外は猛暑ですが、エアコンの効いた車内は快適。
窓から立花山を眺めたりしつつ、車は高速道路を順調に進んでいきます。
途中、古賀サービスエリアで休憩。
ここで「朱塗合子形兜・黒糸威五枚胴具足・小具足付」(福岡市博物館蔵)と
「ふくおか官兵衛くん」の顔出しパネルを発見し
大河ドラマの影響力を再確認しました。
建物に入ると、お土産物売り場にそっと佇むpepperくんが。
館長が話しかけてみます。
挨拶まではよかったのですが
その後は、見ていてせつなくなるぐらい
噛み合わない会話が繰り広げられていました。
pepperくんとの交流は失敗に終わりましたが
充分に休憩はとれたところで
古賀サービスエリアを後にし
車は再び高速道路を走り出します。
しかしこの後、我々は思い知ることになるのです。
もっと早い時間に出発すべきだったことを。
(つづく)
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不定期更新「山口旅行記」
第2回「たどりつかない山口」は近日公開予定。
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タグ: 旅行記
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2018/8/20
NHK大河ドラマ招致キャンペーンとして、活動中の招致委員会公式イメージキャラクター「立花宗茂と誾千代」(やたら名称が長いので、以後、立花家中 といたします)を応援してくださる皆様に、あらためましてお礼申し上げます。
この事業は、大河ドラマ招致委員会が設立に向けて動き出した昨年5月にはスタートしておりましたが、皆様の前に立花宗茂がデビューしたのはちょうど一年前の立花邸御花大広間でのイベント「武士の姿」でした。
立花家史料館は招致委員会からの委託事業としてプロモートを行って参りましたが、その期限が11月末という事になっております。
今後どのような招致活動を展開することになるかは、まだわからないのですが、少しでも早くお伝えしたいという思いからのお知らせといたしました。
立花家中は、その名称の通り、実在した歴史人物(実在はしていないであろう化身も含まれていますが)に説得力のあるキャラクターを与えて生きた人物として教育普及活動を展開し、大河ドラマ招致へ向けた盛り上がりへと繋げるものです。
観光事業とはやや設立経緯と目的が違いますが、少しでも立花家の歴史に親しんでいただけるように取り組んでまいりました。
まだまだ道半ばですが、12月からも招致委員会の活動は続きますし、立花家史料館の教育普及活動も展開してまいります。
11月末までの立花家中のイベントへのご参加、今後の活動への変わらぬ応援をよろしくお願い申し上げます。
なお、当館イメージキャラクターの雷切丸くんの活動は史料館事業として当面継続してゆきますので、よろしくお願い申し上げます。
公益財団法人立花財団 立花家史料館
タグ: "立花家史料館公式キャラクター", 大河ドラマ
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2018/8/19
現在、NHK大河ドラマ招致委員会公式イメージキャラクター「立花宗茂と誾千代」の
誾千代として活躍している前田友香さんは
福岡にあるoffice NOIRに所属して、モデルのお仕事をされています。
そして、同じ事務所の渡邊友佳里さんと共に
大人モデルユニットYvesPiaの活動もされていました。
「いました」と過去形なのは、YvesPiaは昨日、その活動を停止したからです。
YvesPiaとしての最後のステージは
「最初で最後のワンマンLIVE!!」でした。
当館スタッフは、姫の晴れのステージを盛り上げるべく
いくつかの準備をしました。
準備その1:CDを聴く
ワンマンLIVEに先立って発売されたCDを
「フラーイ フラーイ フラーイ フラーイ」(「Fly High」より)と
口ずさめるようになるまで聴きこみました。
準備その2:応援うちわ作り
応援うちわといえば、数年前の犬うちわ事件が思い起こされます。
これが伝説の「犬うちわ」だ!
しかし私たちも、もうあのときとは違う。
今回作った応援うちわをご覧ください。
あの「犬」から驚きの進化を見せています。
しかしこれは、決して私たちの技術力が上がったわけではありません。
ひとえに情報と経済の力によります。
便利なネットのサービスがあることを知り、それを利用したことで
こんなに立派なうちわを作ることができました。
しかも今回のうちわは立体的。
大きさの制限があったり、モールが禁止されている場合もあるようですが
YvesPiaは特に制限等なしとのことでしたので
きらきらに仕上げてみました。
ところで、今になって犬うちわ事件のブログを読み返すと
「いつか見事な宗茂応援団扇を作ってやる!」
と書いていますが
宗茂の前に誾千代の応援うちわを作ってしまいました。
次こそは宗茂のうちわを作ります。
機会があれば。多分。
さて、曲を覚え、うちわも用意し
いざ当日の会場へ出陣。
博多リバレインホールは、博多座の隣にある商業施設「博多リバレイン」の地下1階にあります。
開場の頃にはすでに多くのファンが列を作っていました。
開演中は写真を撮らなかったので
様子をお見せすることはできないのですが
3年4ヶ月の活動を締めくくるワンマンLIVEは
会場のお客さんたちに見守られながら
あたたかい雰囲気で進行していきました。
いつもの口上や演舞、トークをする姫の姿とは違う
時に激しく時に妖艶な歌とダンスのパフォーマンスに
スタッフ一同も、うちわを振って楽しみました。
そして終演後のロビーでは、活動停止を惜しむように
たくさんのファンがYvesPiaを囲んでいたのが印象的でした。
今日からは個人のお仕事に専念されるというお二人。
これからのご活躍も楽しみにしています。
タグ: "立花家史料館公式キャラクター"
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