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立花家史料館は開館20周年を迎えます

2014/4/24

立花家伝来品の展示のはじまりは、昭和26年まで遡ります。
当時は「御花歴史資料館」という名称で、場所も現在とは違うところにありました。

その後、「短刀 銘 吉光」が国宝に指定されたり
「松濤園」が国名勝に指定されたりを経て

平成6年4月25日に「御花史料館」が開館しました。

 

開館当時のまっさらな状態の展示室

開館直前のまっさらな状態の展示室

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平成23年には「立花家史料館」と改称。

 

そして明日、当館は開館20周年を迎えます。

20周年を翌日に控えた展示室

20周年を翌日に控えた展示室

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昭和12年から現在までの「立花家史料館のあゆみ」は、こちらをご覧ください。

 

さて現在立花家史料館では、20周年を記念して
マイルストーンバナーを探せ!」を開催しています。

 

史料館のあゆみを記したマイルストーンバナーが、史料館公式サイトのいろいろな場所に登場。
それぞれのバナーの文字の中には、色の違う文字がひとつ含まれています。
それを全部で5つ集めて組み合わせると、立花家史料館にとって重要なキーワードがあらわれます。
それを持って史料館にお越し下さい。

バナーは4月13日から3日おきに出現しており
すでに4つは出現済みで、最後のバナーは明日登場します。
ただしどこに出現しているかは秘密。ぜひ探してみてください。

なお誾千代展の際のカウントダウンバナーとは違い
今回は、応募期間中は消えませんのでご安心を。

 

正解者の中から抽選で5名様に
柳川藩主立花邸 御花お食事券(5,000円相当)と
立花氏庭園友の会のパス(一年間有効:5,000円相当)の豪華セットが当たります。

お食事券5,000円といえば
例えば、料亭集景亭ダイニングのステーキせいろが、2人前(税別)お召し上がりいただけます。
釜飯ご膳であれば、3人前(税別)です。

 

さらに、応募いただいた方先着50名様には、期間限定絵はがきを差し上げます。

その絵はがきがこちら。

 

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立花宗茂所用の「鉄皺革包月輪文最上胴具足」と「金地三日月図軍扇」
それから宗茂の杏葉紋と忠茂の祗園守紋の表された「軍旗」の3点がデザインされています。

これらを点線で切ったり折ったりすると

 

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かっこいい「立花宗茂 甲冑飾り」が出来上がります。

端午の節句にぴったりですね。

 

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桃形兜の桃太郎も、一緒に並んで嬉しそう。

場所をとらないので、机の上や玄関など、お好きなところで
いつでも宗茂の甲冑に親しむことができます。

 

 

「マイルストーンバナーを探せ!」の応募期間は
4月25日から5月11日まで。

みなさんのご来館とご応募を、お待ち申し上げております。

 

 

 

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桃形兜の桃太郎

2014/4/8

昨日、用事があって館長室に行ったところ
机の端に何かがぽつんと座っていました。

 

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……え?誰?

 

 

こんにちは

こんにちは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よく見ると金甲ストラップをかぶっています。

実はこれは、館長が休みの日に手作りしたモノ。
100円ショップの桃太郎人形に、アクリル絵の具で鎧を着せて、金甲ストラップをかぶせてあります。

 

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兜には裾黒の後立もついています。

これは、ストラップの金具を兜部分に貼り付け、裾黒に塗った和紙を紐部分に巻き付けたそうな。

 

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つまりこの部分を使って

 

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このあたりを再現したわけです。
(ただしこの写真の後立の旗は、当初のものではありません)

 

さらに、人形の金甲に「ウ」の文字を発見。

ほら、見て見て

ほら、見えるかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これも、本物の金甲に書かれているひらがなやカタカナの記号を再現したものです。

 

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これには「け」と書かれていますね。

 

 

館長こだわりの作、桃形兜の桃太郎さん(製作時間約1時間)は
今日も館長室の机に座って、遠い何かを見つめています。

仲間が欲しいな

仲間が欲しいな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「九州大名家資料研究会」始動

2014/4/3

新年度を迎え、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
立花財団は、事業年度が12月始まりですので、いつも通りの月末・月初でした。

とはいえ、いつもと違う初めてのことも実はありました。

時は3月29日(土)。
場所は柳川古文書館。
第1回「九州大名家資料研究会」開催。

わが立花財団では、活動の目的のひとつとして
九州地区の大名家資料研究への支援と連携を掲げています。
そうして、この研究会の事務局を務める運びとなりました。

 

一言で「大名家資料」といっても、その分野は広大なものです。
文書、典籍、大名道具(いわゆる美術工芸品が主となる)、建築物、庭園、発掘資料などなど。
大名家資料を収蔵する施設の学芸員や、大学などの近世史料の研究者にとっては
従来の研究区分を超えて、横断的に研究を深めていくことが必要です。

各々の資料を大名家資料の中に位置づけし、史料批判を加えながら研究を進め
その成果が、博物館でのより充実した学芸活動への支援となること。

もちろん、この研究会の場が、九州各地域にある大名家資料収蔵館の
学芸員のネットワーク作りの助けとなったり、
大学などに所属する研究者と、実際に資料を所蔵している施設の学芸員との
情報交換の場になったりすること。

そういったことが、本研究会の主旨となっています。

 

記念すべき第1回のテーマは「大名家資料の収蔵と公開の現況」。

九州各地と山口県から、26名の学芸員・研究者が参加しました。

 

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報告は

それぞれの家に関する資料を収蔵管理している施設。
資料の所蔵者と収蔵管理施設の関係。
資料の目録の形態や公開状況、公開条件。
資料の調査や借用への対応や利用条件。

といった内容を

鍋島家、毛利家、細川家、立花家の資料収蔵館が行いました。

 

研究会後は、近隣のお店で懇親会です。

 

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ここ「北斗星」は、三柱神社の参道脇にあります。
ちょうどこの日は流鏑馬の前日でした。

 

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雨の中、馬場の整備中。
結構な雨で周囲も水浸しでしたが
翌日には雨も止み、無事に開催されたようです。

 

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雨に煙る柳川の町と満開の桜の景色が一望できる、素敵なロケーション。

 

 

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「立花財団 御一同様(予約名)」は、中華料理を楽しみながら親睦を深めたのでした。

 

博物館協議会などで他の美術館・博物館と交流する機会はありますが
「大名家資料」を扱う館同士だと
同じような問題を抱えていたり、同じような感覚を持っていたりして
他にはない連帯感があります。

また今回、大名家資料収蔵館関係者には
甲冑などの資料を「うちの子」と呼んで、愛着を持っている人が割と多いことがわかりました。
(立花家史料館スタッフ調べ)

 

これから年に数回の会を開催しながら、活発な研究会にしていきたいと考えています。
そしてその成果を、展示などを通してみなさんにお伝えできればと思っています。

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