Twitter
Instagram
facebook
Twitter
Search:

豊後旅行記④ デジャヴ特急に乗って

2013/7/12

別府湾沿いにあるホテルの部屋からは、海から朝日が昇る様子が見られます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日の日の出は5時半くらい。
まだ早いので、写真を撮ってからもう一眠り。

 

改めて起床し、「あまちゃん」を見ながら朝ご飯。
名残惜しいけれど、素敵なお部屋ともこれでさようなら。

 

チェックアウト後は電車の時間まで、別府の町を散策しつつ、昼食の調達。
ガイド役は、別府を地元とする我らが室長です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソルパセオ銀座商店街では、シャッターに世界各国をモチーフとした絵が描かれています。
これらの絵は、別府大学や立命館アジア太平洋大学の学生によるものだそうです。
写真のシャッターはタイを描いたもの。
それにしてもこのお店、上の「ナショナル」の看板もすごく気になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

竹瓦温泉までやってきました。
竹瓦温泉は、明治12年創設。
(その頃立花家では、柳川に御本邸・御隠邸を建設中)
現在の建物は、昭和13年に建てられたそうです。
(その頃立花家では、蜜柑園を開墾していました)
2009年には近代化産業遺産に認定されています。
(その頃福岡県立美術館では、「柳川 立花家の至宝」展開催中)

竹瓦温泉からのびるアーケードは、日本に現存する最古のアーケード・竹瓦小路アーケード。
こちらも近代化産業遺産。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このアーケードを修復し、保存しようという願いを込めて作られたのが「たみこの夢弁当」です。
JR九州の駅弁ですが、駅では売っていません。
JR九州の窓口で引換券を受け取り、竹瓦小路の端、竹瓦温泉の目の前にあるTAKEYAで引き換えます。
ちりめん、しいたけ、豊後牛などの名物がたくさん入っており、デザートにはカレーパンとゆずようかん。
室長イチオシのお弁当なのですが、今回はTAKEYAがお休みだったため、食べることができませんでした。
残念。

そこで、「一番古い」つながりで、お昼ご飯はこちらで購入。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

創業大正5年、友永パン。
大分県で一番古いパン屋さんです。
お客さんが多い!なにしろ安い!
ついついたくさんのパンを買い込んだところで、そろそろ電車の時間。

 

これから九州横断特急に乗って、戸次道雪誕生地・鎧岳城があった豊後大野市の、緒方駅へ向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電車の中で、早速買ったパンを食べる。
味付パンが想像以上においしいのでびっくり。
バターフランスもおすすめです。

自由席だったので一番前に座りました。
運転席越しに前方の景色が見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特急で単線、そして車窓に広がる緑色の景色……この感じ、なんとなく覚えが。
そう、都城島津邸で「柳川立花家と島津家」展が開催されたときに
鹿児島中央駅から西都城駅まで乗った、特急「きりしま」の雰囲気に似てる!

 

思い出したことに安心しながら、3人でわいわいしていると(パンは食べ終わった)、
車内改札に来た車掌のお姉さんが「緒方で何かあるんですか?」
私たちそんなに楽しそうにしちゃってましたか。
イベントとかそういうのではないんですけど、歴史民俗資料館にちょっと
とむにゃむにゃ答えはしましたが、
車掌さんは、わかったようなわからないような笑顔を残して去っていかれました。

 

のんびりした景色にまったりとしてきたところで、緒方駅に到着。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、まずは豊後大野市歴史民俗資料館に向かい、
それから鎧岳を目指します。

 

つづく。

▲ページの先頭へ

豊後旅行記③ 湯は別府

2013/7/2

戸次にある帆足本家を後にして、いざ今夜の宿へと向かう史料室スタッフ3人衆。
宿泊の地は、温泉都市・別府です。

大分駅から別府駅までは電車で12分。
意外と近い。
別府駅に降り立った私たちを、
ヤッターマンのガンちゃん(13歳)が、歓迎してくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別府ではこの春から、「エンタテイメントシティ・別府」プロジェクトが始動し
タツノコプロとコラボしたあれこれを展開中の模様です。

駅前にある、別府観光の父・油屋熊八の像も
浴衣姿のボヤッキー(自称25歳)と一緒。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

逆光ながら、なんだか楽しそうな熊八さん。
油屋熊八は、亀の井ホテルの創業者で、
「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」というキャッチフレーズを考案したり
日本初の女性バスガイドの案内付観光バスを走らせたりしたアイデアマン。
私財を使って別府温泉の名を全国区にした人でもあります。

2007年に建てられたこの像は、
天国から舞い降りた熊八が「やあ!」と呼びかけているイメージらしいです。
マントにはぶらさがる小鬼。

 

熊八さんの前でタクシーをひろい、今夜の宿へ向かいます。
3人で乗ると、運転手さんが「同窓会ですか?」
なぜ同窓会?木曜日なのに?
えーと、そうではなくて、出張じゃないし、研修?旅行?
説明が難しいなぁと思って、むにゃむにゃしている内に目的地に到着。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宿は「別府ホテル うみね」(外は工事中:当時)
別府湾が一望できる、海沿いのホテルです。

お部屋がこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オー!ワンダホーなお部屋!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「パウダールーム」にはダイソンの羽根無し扇風機。
仕組みはよくわかりませんでしたが、涼しい風はくる、そして後ろからは風が出ない、
ということを無事確認しました。

 

ホテルのサイトにあった「僕らだけの隠れ家」っぽい雰囲気にするにはどうすればいいか
と、電気を点けたり消したり、テーブルを動かしたり、あれこれ試したなんてことは
恥ずかしいからここだけの秘密です。
結局うまく演出できなかったことは、もっと秘密です。

 

おいしい晩ご飯(鉄板焼き)を食べて

 

デザート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋上展望露天風呂、部屋の半露天風呂、岩盤浴と、
三者三様好みのお風呂を堪能したあとは
ホテルの側の海岸で、線香花火タイム。

 

筒井時正玩具花火製造所は、柳川の隣、みやま市にある花火製造所。
ここ数年テレビや雑誌でもよく見かけます。
西の線香花火・スボ手牡丹、東の線香花火・長手牡丹と、二種類の線香花火を製造しているのは
日本でここだけだそうです。

火薬は飛行機には乗せられません。
今回の旅は電車移動のみなので、ここまで持ってくることができました。

東と西、両方の線香花火で遊んでみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スボ手牡丹(西の花火)は、着火のときも、火が点いてからも、
火先を上向きにして持つものだそうです。
長手牡丹(東の花火)は、斜め45度下向きにして楽しむもののようです。
東の花火の方が少し長持ちしたように感じました。

 

花火の後は、フロント横にある「お部屋でご自由にお楽しみください」のDVDを鑑賞し
ほどよき時間に3人並んで就寝。
長かった一日もやっと終わりです。

 

今回は、道雪のことがひとつも出てきませんでしたが
まぁそんなこともあります。

 

つづく。

▲ページの先頭へ