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三柱神社でレプリカ甲冑お披露目式

2013/2/28

今日2月28日は、関ヶ原合戦後に改易されて柳川を離れた立花宗茂が
20年後に再び柳川に領地を得、柳川城に入城した日。

そんな宗茂ゆかりのおめでたい日である本日、
宗茂ゆかりの三柱神社において、
立花宗茂所用甲冑レプリカのお披露目式を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご存知の方も多いとは思いますが
三柱神社の三柱とは、戸次道雪・立花宗茂・誾千代の3人のことです。
その3人の肖像画が見守る拝殿の中、
それもちょうど宗茂の肖像画の下にレプリカ甲冑を配置。

宮司さんにお祓いをしていただいた後、
マスコミ関係の取材を受けました。(甲冑は中央に移動)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこへお散歩中の近所の保育園児が通りかかったので
「殿様の鎧があるよ」と、保育園児にはちょっと難しい言葉で
見学のお誘いをしてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幸い先生方が興味を持ってくださったので、
大きい組の子たちが見学することに。
みんな恐る恐る遠巻きに眺めています。
怖いといって逃げ出す子やら、勇敢にも脇差を手に持ってみる子やら。

小さな子たちが地元の歴史に触れる良い機会になりました。
みんな大きくなったら今日のことを思い出してね。
そして立花家史料館に本物を見にいらっしゃい。

 

天気も良くて、暖かくて、
素敵なお披露目式でした。

 

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レプリカ甲冑で、2人の宗茂誕生

2013/2/19

特別展「誾千代姫伝説と立花家記」が無事に開会式を迎えた数日後、
ほっと一息つく間もなく、機上の人となり一路東京へ。

 

立花家史料館所蔵の甲冑類の修復をいつもお願いしている西岡甲房に、
宗茂所用具足の着装用レプリカ制作をお願いしていたのですが、
このたびそれが完成したとのことで、今回はその仕上がりを見にきたのです。

 

折しもその日は雪と人身事故の影響で、ダイヤは大幅に乱れ
寒風吹きすさぶ東京駅のホームで、長々と電車を待つことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで予定をだいぶ過ぎて、神奈川県某所にある西岡甲房に到着。
室内にお邪魔するとそこには

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本物と見まごうばかりの甲冑が鎮座していました。
博物館の着装体験プログラム用ということで
鉄・漆など本物と同じ材料で出来ています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぴかーんと光る輪貫の漆。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後立の鳥毛は、本物と同じ久連子鶏の羽根を用いています。
光の加減で玉虫色に輝きます。

 

 

 

 

 

 

 

刀は立花宗茂所用といわれる重要文化財「金熨斗刻鞘大小拵」をもとに
作っていただきました。

 

そして今回この出来たてほやほやの甲冑を着るのは
立花家17代当主にして、立花家史料館館長・立花宗鑑です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着せ着けてもらっている姿が殿様っぽい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

臑当(すねあて)、佩楯(はいだて)、籠手(こて)と着けていき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

胴を着ける頃には、表情が心なしか凛々しくなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

面頬と兜を着けたら、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立花宗茂のできあがり。

 

「皆の者、これより軍議を行う」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天草・島原の乱の頃の宗茂(当時72歳)は、こんな感じだったのかな。

 

さて次に着るのは、立花家18代(次期当主)の立花宗和氏。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり胴を着けると凛々しい顔に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青年立花宗茂のできあがり。
さすがは190cm超の高身長だけあって、よく似合います。
こちらは関ヶ原の戦いの頃の宗茂?

 

重さは全体を合わせると、ずっしりの12キロ余り。
本物の材料を使っているので
動いたときに鳴る、がちゃっがちゃっという音が
軽い素材でできたレプリカとは全く違います。

これを着ると不思議とその気になるらしく
2人とも自らいろんなポーズをとって写真撮影をしました。

 

 

甲冑の素晴らしい出来栄えに、嬉しい気分のまま
その夜は室長と共に新宿の戦国居酒屋「戦国武勇伝」へ。

ドアをくぐると、当館特別展のチラシとご対面。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広報にご協力いただき、ありがとうございます。
他にも甲冑さん達にお出迎えされました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つくづく甲冑に縁のある日です。

「戦の始まりじゃ!」「いざ参ろうぞ」

という店員さんのお迎えの言葉に、
ちょっと恥ずかしくなりながら通されたのは「福島正則」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メニューを開くと、裏メニューとしてこんなものが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

堂々と置いてあったので、本当に裏メニューなのかどうかはさておき、
真田幸村、伊達政宗ときたら、
3人目は当然立花宗茂でしょう!
67トリオでしょう!
と2人でつっこみつつ、せっかくなので「赤備えのHOTサングリア」と「勝利の大杯カクテル」を注文。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思った以上の大杯がきて、ちょっとびっくりしました。
さすがは前田慶次のお酒。

串物や蒸籠蒸しをたらふく食べ、その夜は万事満足してホテルへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、ホテル龍名館東京の多機能シャワーと睡眠環境システムのおかげで
すっきりと目覚め、まずは新しくなった東京駅へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

おのぼりさん気分を満喫。
その後、おしゃれタウン南青山にある「紅ミュージアム」へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅ミュージアムは、江戸時代から続く紅屋である株式会社伊勢半
創業時からの紅作りの技を伝えるためのミュージアムです。

伊勢半の小町紅は、宗茂兜の鳥毛と同じ玉虫色をしており、
これを水に溶いて使うのですが、
その人の持つ唇の色を反映して発色するので
人によって発色が違うのだそうです。

そんな紅ミュージアムのスタッフさんとは、実は「戦国鍋TV」仲間。
初めてお会いした学芸員さんとも
食事をしながらの鍋トークが大変弾みました。
次はカラオケ(鍋縛り)行きましょうね、と約束して別れ、
すぐ近くにある根津美術館へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このときは「新春の国宝那智瀧図」が開催中で(現在は終了)
面白い仏教説話画がいろいろと出ていました。
国宝の展示方法や、ミュージアムショップなど、
参考にしたいこともあれこれあり、勉強になりました。

 

さて今回の旅はこれにておしまい。

その後、着装体験用のレプリカ甲冑は柳川に送られ、すでに到着しています。
初夏を目処に最初の体験プログラムをご用意したいと思っていますので、
もうしばらくお待ち下さい。

なおこの甲冑は、結婚式でもご利用いただけます。
詳しくは柳川藩主立花邸 御花・ブライダル部門までお問い合わせください。

 

 

[おまけ]

帰りの飛行機は嵐ジェットでした。

 

 

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特別展「誾千代姫伝説と立花家記」への道 補遺

2013/2/8

特別展への展示替えに伴い、
展示室が変わっていく様子をお見せいたします。

 

【展示室編】

〈1日目の朝〉
新春特集展示「めでたづくし」の展示作品が並んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈2日目の朝〉
全ての作品が撤収されました。
カーペットをブルーにチェンジ中。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈3日目の朝〉
章解説が、特別展のものに変わりました。
作品も徐々に出てきています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈3日目終了後〉
手前のケースには、作品が並びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈4日目終了後〉
ほぼ完了。床も片付きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈最終日終了後〉
この後刀を出して、すべての作業が完了。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【エントランス編】

〈1日目の朝〉
女乗物が鎮座しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈2日目の朝〉
女乗物は、奥の展示ケースに移動したため
エントランスはからっぽの状態。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈3日目の朝〉
展示台が設置されました。
両脇には杏葉紋の旗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈3日目終了後〉
金甲が並びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈4日目終了後〉
あちこち向いていた、金甲の後立の旗を揃えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈最終日終了後〉
スポット等のライトを調整して完成。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈全ての作業終了後〉
下からのスポット以外のライトを消したところ
「金甲軍団の夜襲」といった雰囲気に。
心のホラ貝を吹き鳴らしつつ、そっと下のスポットも消しました。

 

 

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特別展「誾千代姫伝説と立花家記」への道 6(完)

2013/2/2

昨日の雨が嘘のように晴れた土曜日の朝。
立花家史料館入場口付近では、開会式の準備が着々と進んでおりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立派な看板の前にレッドカーペット。
「特別」展気分が否応なしに盛り上がってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テープカットの用意ができました。

ちなみに後ろにカラオケのマシンが見えますが
これは開会式で一曲披露しようというわけでは決してなく
進行に使うマイクのためです。

 

定刻の9時20分(ちょっと過ぎ)、開会式の始まりです。
まずは主催者代表として、弊社社長 立花寛茂がご挨拶。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて、ご来賓を代表して
柳川市長代理として柳川市教育長に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに長洲町長にご挨拶いただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてお待ちかねテープカット。

社長「ファンファーレはなかとね(ファンファーレはないのか)」

司会「ありません。みなさんの拍手がファンファーレ代わりです」

みなさん「ぱちぱちぱちぱち(拍手)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご列席のみなさまの拍手の中、テープカット。

さあ特別展「誾千代姫伝説と立花家記」の開幕です。

 

その後半生には伝説が多く現れる誾千代姫。
今回の展覧会では、その誾千代姫に焦点をあてて、
戦国時代末期から江戸時代にかけての立花家の歴史を展示いたします。

 

たった6回でしたが
特別展「誾千代姫伝説と立花家記」への道も
これにて完。

 

 

同時開催の
「ワカマツカオリ・イラスト展~挿し絵でたどる『まりしてん誾千代姫』の世界」
については、また別の機会にご紹介します。

 

 

〈おまけ〉

本日14時から開催されたギャラリートークには
約40名のみなさんにご参加いただきました。

 

 

 

 

 

 

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今日の誾千代ちゃん 平成二十五年二月一日条

2013/2/1

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