祝 トークショー大盛況
2012/5/28よく晴れた5月27日(日)、柳川藩主立花邸 御花で
イベントが開催されました。
それがこちら(といっても駐車場案内のステカンの画像ですが)。
トークショー「立花宗茂-小説と史実-」
直木賞受賞後第一作で、立花宗茂を描いた『無双の花』を発表された葉室麟氏。
立花宗茂研究の第一人者である、九州大学大学院教授の中野等氏。
このお二人に、それぞれの視点から、小説と史実における立花宗茂のイメージを語っていただきました。
会場は、松濤館2階 元禄の間。
最初の時点で、椅子は208席ご用意しておりました。
この後、この数字が目算違いであったことがわかるのですが、それはさておき。
ステージには、徹子の部屋風セットが。
後ろのお客様はお気づきでなかったかもしれませんが、
テーブルにはきれいな花が飾ってありました。
特に発注したわけでもないのに
イガグリっぽい花が交じっていたのは
もしや宗茂の念か何かが作用したのか。
会場前方には宗茂の肖像画と所用具足のバナーを掲示。
これは展示でときどき使っているものです。
ゲームなどの影響からか、みなさんに人気があるのは
右の「鉄皺革包月輪文最上胴具足」の方。
着装体験用の模造品も、こちらのものを作成します。
会場の外では、売店が出張販売中。
ちなみに、壁にかかっている諏訪原寛幸氏のタペストリーは
売り物ではございませんので、あしからず。
会場前方スクリーンで、宗茂の生涯を紹介するムービーの
エンドレス上映を開始して、13時半に開場しました。
と、ここで緊急事態発生。
最初に208席ご用意と申し上げましたが
開場後15分ですでに満席状態に。
急遽、仕切り壁を取り払って、椅子数十席を追加投入し、
なんとか、みなさまにおかけいただくことができました。
しばらくお待ちいただいたお客様、ご迷惑をおかけいたしました。
てんやわんやしましたが、14時5分には開会。
(写真中カバーのない椅子が、追加したお席です。)
史料室長が進行を務め、トークショーのはじまりはじまり。
実名の変遷についてや、誾千代との関係
また、第3の父としての小早川隆景の存在など
宗茂の人となり、そして魅力を存分に語っていただきました。
「ふつうの人」であり続ける力を持った人、それが立花宗茂なのです。
さてトークショー終了後、10分間の休憩を経て
葉室麟氏サイン会を開始。
今回は、発売日からサイン会までの間に、柳川藩主立花邸 御花において
『無双の花』をお買い上げいただいた方のみを対象といたしました。
それでもこんなにたくさんの方にお並びいただきました。
おひとりおひとりと言葉を交わしながら、サインをする葉室氏。
落款係は史料室長。
ぽちっと押したらサイン完成。
この日、93冊もの本にサインをしていただきました。
最後の方では「自分でもなんて書いてるのかわからなくなる」とおっしゃるほど。
ご参加いただいたみなさまにはお楽しみいただけたようで、なによりです。
葉室さん、中野さん、どうもありがとうございました。
また近いうちに、このような機会がもてたらと思います。
次は誾千代かな?
さてさてここで、サイン会に参加できなかったみなさまに朗報です。
柳川藩主立花邸 御花の売店におきまして
『無双の花』サイン本を先着3名様(おひとりさま1冊でお願いします)に販売いたします。
店頭には置いてございませんので、レジにて合言葉をおっしゃってください。
その大事な合言葉は
恥ずかしさを乗り越えた者だけが
手にできるサイン本が、そこにはある!