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今日の宗茂くん 平成二十四年二月二十九日条

2012/2/29

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川が開いてスプリング・ハズ・カム

2012/2/29

4年に1度の2月29日である今日、堀開きがありました。

飲料水や農業用水を確保するため、柳川には無数の掘割が張り巡らされています。
掘割は普通の河川とは違って、流れが穏やかなため、水藻や塵が滞留してしまいがちです。
そのため年に一度堀割の水を落とし、川底の清掃と日光消毒を行うのです。

水落ちのときには、堀に流れこむ川の水門を閉じ、
下流側の井樋を開放して、堀の水を有明海に流します。

明治末期頃までは、水落を11月上旬、城内にある日吉神社の秋季祭礼の前に行い
水落期間中に捕獲した魚を料理して、親戚知人を招き、神社で酒宴を楽しむという
風習があったようです。

今年は2月20日の午後4時に水門が閉じられました。
そして今日あった堀開きでは、閉じていた水門を開放し、堀に水を流し込みます。
開放するのは、柳川古文書館近くの新町水門。

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数枚の板で堰き止められています。

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徐々に板がはずされていきます。

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最後の板がはずされると、水がどーっと流れ込みました。

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はずされた板たち。
川を堰き止めるという重責を無事完遂し、満足げなご様子。

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桜が咲くのはもうしばらく先ですが、

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堀開きを迎えた柳川は、もう春です。

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今日の宗茂くん 平成二十四年二月二十四日条

2012/2/24

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芥川賞・直木賞贈呈式潜入リポート

2012/2/22

平成24年1月某日、史料室長宛に魅惑の招待状が届きました。

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日本文学振興会より、第146回芥川賞・直木賞の贈呈式・祝賀パーティの招待状です。
2月17日、東京會舘にて。
今回の受賞者は、芥川賞が円城塔さんと田中慎弥さん、直木賞が葉室麟さん。

周囲からの「いいな、いいな(ご馳走が)」「写真たくさん撮ってきてくださいね(ご馳走の)」
という邪悪な声を背に、室長は東京へ旅立ちました。
以下、室長による潜入リポートです。

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こちらは、会場となった東京會舘入口。
発表もこちらだったんですよね。
はるばる福岡から駆け付けた私に、P社のK氏が何かにつけ心くばりして下さり、
まずは一階ロビーで待ち合わせ。
K氏「会場ではとても出会えないから…」
私「そんなにすごい人数ですか…」

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受付会場。
ちょっとわかり難い写真ですが、受付は何列もあって、招待客用と出版社さん用は分かれています。
ここでK氏と別れて列に並んで、
K氏「あとで会場入口付近でまってますから」
私「お心遣い感謝」
あとで聞いたのですが、受付はけっこうきっちりチェックされるそうです。
ここで文藝春秋社のマークの入ったシールを胸に付け、小冊子を渡されました。
受賞者の紹介とコメントと写真が掲載されています。
円城さん、田中さん、葉室さん、かっこいいです。

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で、ここが会場。
前は人の頭ばかり、そして黒い…。
私の前の集団はほとんどマスコミでした。
私は初めてなので比較できませんが、去年の1.5倍はいるとか。
誰かさん効果なのでしょうか。
いっしょにいたP社やS社の方が、
ここがよく見える絶好の場所だから、と前方審査員席付近に連れて下さいました。
おかげでよーく見えました。
K氏「荷物も飲み物も持ってますから、お写真撮って下さいね」
私「お心遣い感謝×2」

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葉室さんが正賞の懐中時計を日本文学振興会会長より授与されているところです。
今みると写真ピンボケ、うれしさのあまり手ブレ補正機能を超える手の震えか…。

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直木賞選評が伊集院静氏よりありました。
ちょうどここからお話し拝聴しておりました。
会場の雰囲気はこんな感じです。
個人的な感想としては割合いなごやかでさっぱりとした雰囲気で進んでいったように思います。

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実は、ここは会場内のビュッフェ、
ごちそうが並んでいるのですが、これがすごく豪華で美味しそうなんですよ。
延々と和洋中あらゆる御馳走とシェフの皆様が並んでおります。
胃袋を別途2、3個持っていければよかった。

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リポートは以上です。

ちなみにリポートにあった、受付でもらう小冊子とはこれ。

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中は、受賞者3人のキメ顔(もちろんあの人も)写真と受賞のことば、
他に選考委員や候補作一覧が載っています。

祝賀パーティはこのあと、二次会、三次会と続いたそうで、
そのすべてに室長は参加した模様。

二次会の席上葉室さんは、『無双の花』の繋がりで、
山本兼一さんの「まりしてん誾千代姫」や、ポケモン+ノブナガの野望にまで触れて
「今年は誾千代ブームが巻き起こる」と
会場を楽しませてくださったとか。
『蜩の記』の祝賀パーティなのに、
気を遣ってくださって、ありがとうございました。

葉室さんとの出会いがなければ、
直木賞のことをこんなに詳しく知ることもなかったと思います。
素敵な人との出会いは見聞を広めてくれますね。

なんだか直木賞が身近になった春でした。

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今日の宗茂くん 平成二十四年二月二十日条

2012/2/20

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今日の宗茂くん 平成二十四年二月十四日条

2012/2/14

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速雄と宗茂あげます

2012/2/13

特集展示「立花宗茂の祈り/島村速雄」は、一部のみなさまからの大好評を博し
2月5日をもちまして無事終了いたしました。

立花家史料館では、現在開催中の展示の案内タペストリーを
柳川藩主立花邸御花の売店の窓に掲示しております。
現在はこんな感じです。

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このタペストリーの「立花宗茂の祈り/島村速雄」で使用したものを
先着3名様に差し上げます。
ただしご来館の方(そして大事にしてくださる方)に限ります。

デザインはこれ

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月面の如きつるんとした頭の速雄さんと、
肖像画の絹本の様子までわかる高精細の宗茂さんが特徴です。

屋外に掲示していたものですので多少の汚れやキズはあります。
ソフトクロスにエプソンのインクジェットプリンタで出力。
大きさは横約92センチ×縦約153センチ。

生地?アップはこちら

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窓にカーテンのように飾れば、朝日(または夕日)に輝く速雄&宗茂を拝むことができます。
また天井に貼れば、速雄&宗茂が見守ってくれるようで、安心して眠ることができます。

速雄&宗茂タペストリーを、あなたのアイデアで楽しくお使いください。

使用例 カーテンの代わりに

使用例 カーテンの代わりに

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Night Tachibana Museum (妄想)

2012/2/10

全館休館・半室休館中はご迷惑をおかけいたしました。
いよいよ2月11日より「柳川藩主立花家の花・文・武 〜春の展示〜」を全館にて開催します。

今回のテーマは「展示室でお花見を」
花と文の分野では、梅や桜で彩られた調度類・茶道具・能装束などを集めました。

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こちらの展示ケースは花の絵がいっぱい。

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梅と桜を一緒に楽しめるなんて
自然界では難しいことですが
展示室では割と簡単です。

こんな素敵なお花見の機会を逃すまいと
立花家史料館の展示室では夜な夜な宴が開かれている模様。

主催者はこの人たち。

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花の部にいらっしゃる有職雛さん。
というのも、この人たちは自分たちサイズの台所道具を持ってるんです。

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おっと、この茶弁当と盃は、人間サイズのものでした。
失礼。

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そう、お雛様サイズのものはこちらです。
今夜は活きのいい魚も入ってますよ。
もうすぐ田楽も焼けます。

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きれいな花と、おいしそうな匂いに誘われて
他の参加者もわらわらと集まってきました。
さあ宴のはじまりはじまり……

ということが行われていたら楽しいな、なんて妄想してみました。

さて今回の展示は、ぜひお花見気分でお越しいただきたいのですが
残念ながら、人間様は展示室内飲食禁止です。
3月1日からは、とある鴨カップルも噂していた御雛ご膳が始まりますので
そちらをどうぞ。

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今日の宗茂くん 平成二十四年二月三日条

2012/2/3

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氷の松濤園

2012/2/3

節分の今日、柳川藩主立花邸 御花の松濤園には
朝から氷が張りました。

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昨日の雪はもうすっかり溶けてしまいました。
が、池の水はかちんこちんに凍っています。
いつもは優雅に泳ぐ鴨も今朝は……

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徒歩です。
行列して向かう先には、本日の朝食が待っております。

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朝ご飯に向かって急ぐ腹ぺこ鴨さんたち。

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いつもの朝とはちょっと違う松濤園でした。

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