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夏休みイベントその1 おばけシールをゲットする?

2012/7/23

先週末から、いよいよ夏休みが始まりましたね。
夏休み期間中立花家史料館では、子供向けイベントを毎日開催しています。

イベントは全部で3つ
その1 「お題」クリアで “おばけシール” をゲットする?
その2 ぬりえの「びょうぶ」作ってみる?
その3 あやしい「カッパの手」をかんさつしてみる?

今日は、これらの中から「その1」の内容を紹介します。

おばけシールをゲットするためのお題、それはこちら。
「展示品の中にいる馬の数をかぞえる」

ではまず、お題をクリアしましょう。
馬の展示品は主にこの辺にあります。

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でも、ここだけじゃなくて

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この辺とか

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この辺とかも、探してみた方がいいかも。

正解がわかったら、もう一度史料館受付へ行きましょう。

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そこには、このような正解ボックスがあります。

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中の紙を、不思議なライトで照らすと……答えが見えます。
正解したらもらえるのがこのシール。

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この中から1枚選んでください。
好きなところにぺたっと貼ってね。

ところでこのおばけって何なの?というあなたのために、おばけ解説。

これらのおばけは、現在展示中の「芸州武太夫物語絵巻」に出てきます。
「芸州武太夫物語絵巻」とは、広島の武士・稲生武太夫(当時の名は平太郎)が16歳のとき
30日間にわたっておばけと対決した話を元に、全3巻もの長い絵巻にしたものです。
対決とは言っても、おばけは地味ないやがらせをするばかりなので
どちらかというと、平太郎とおばけとの根競べです。

若いながらも肝の据わった平太郎くんは、どんなことをされても割とへっちゃら。
そこで、現在展示室では「へっちゃらへいたろう」というタイトルで、
お子様向け解説を掲示しています。
大人にもわかりやすい、絵本風解説です。

では、このシールのおばけたちを、詳しくご紹介いたしましょう。

エントリーナンバー1番、フレンドリーな一つ目(付属品お茶)。

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こちらの一つ目さんは、1番最初に現れたおばけです。
平太郎のお隣の権八(相撲取り)のお宅にやってきました。
このとき権八は金縛りにあって、動けなくなったそうです。

続いてエントリーナンバー2番、紐付ひきがえる。

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こちらのかえるは12日目の夜、平太郎が寝ていたところ
押し入れから出てきました。
かえるの胴に紐がついていたので、平太郎はこの紐を握り、
そのまま睡眠を継続しました。
さすが、へっちゃらへいたろう。

エントリーナンバー3番、リラックスしすぎな虚無僧。

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28日目の夜、他のたくさんの虚無僧たちと共にやってきました。
寝ている平太郎の傍ら、居間の一面に虚無僧(しかも尺八を吹く)。
迷惑極まりない。
その上こちらの虚無僧は、縁側に寝転がったりして
まったく緊張感がありません。

エントリーナンバー4番、きりっとした顔の青かべ。

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30日目の夜、平太郎宅の壁に現れました。
恐ろしげなトンボの如き目が突き出し
青光りしていましたが、やがて消えました。
この絵では、あまり恐ろしげな感じはしませんが。

エントリーナンバー5番、わっしょい青鬼。

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おばけとの数々の根競べに勝利した平太郎のもとに
天下の魔王・山本(さんもと)五郎左衛門が敗北宣言をしに現れます。
そしておばけたちは、行列をなして帰ってゆきます。
この青鬼は、天下の魔王・山本五郎左衛門を乗せた駕籠を、わっしょいと担いでいるところなのです。

最後にエントリーナンバー6番、我らが平太郎くん。

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こちらが根競べの勝者、へっちゃらへいたろう、その人です。
とても16歳とは思えない落ち着きっぷりで
私たちを楽しませてくれます。

この6種の中から1枚だけを選ぶことができますよ。
どれにしようかな。

そうそう大事なことをお伝えし忘れておりました。
こちらのおばけシールをゲットする企画、
対象は、原則として小学生以下のお子様です。

さあ夏はまだ始まったばかり!
何をしようか迷っているそこのあなた!
プールもいいけど、立花家史料館(涼しい)で馬の数をかぞえてみる?

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特集展示のみどころ紹介

2011/12/8

史料館は今日もまだまだ展示替え中。

ですが、一足お先に今回の特集展示のみどころをおしらせします。

その1.島村速雄から弟茂穂に宛てた手紙

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この手紙は、明治40年(1907)に開催された第2回万国平和会議に
海軍側専門委員として出席するため、オランダのハーグに滞在中、
弟の茂穂に宛てて出した手紙です。
(ちなみに、このときの陸軍側専門委員は秋山好古です)
ハーグ滞在中に、次男が生まれ、
平和の「和」と速雄の「雄」をとって「和雄」と名付けられました。
この和雄がのちに立花家へ養子に入り、16代当主となります。

和雄の名は、茂穂がつけたのですが
こちらの手紙には「和雄トハ好キ思附ノ名ナリ、満足ス」
と書かれています。

ところで、この手紙は
速雄がそのときに泊まっていたであろうホテル
「HOTEL DES INDES」の便箋が使われています。
このホテルが今もあるんです。

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左は便箋に描かれていた、当時の外観、
右はホテルの公式サイトより、現在の外観。
HOTEL DES INDESは、1881年に建てられた高級ホテルで、
これまでに王様や貴族などをもてなしてきたと、公式サイトに書いてありました。
これは是非行ってみなければ。
「島村速雄の足跡を訪ねて」という名目の出張希望。

その2.立花宗茂のお守り

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宗茂から2代藩主忠茂へ伝えられたとされる
全長20cm程の小さな掛軸です。
その大きさから、宗茂が陣中で身につけていた可能性も考えられます。

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描かれているのは剣を持った摩利支天。
摩利支天は、太陽や月の光を神格化したもので
自在の通力を持ちます。
実体が無い為に捉えられず、傷つかないことから
武士の崇敬を集めました。

この「摩利支天掛物」は、
特集展示その2のトップを飾っています。

他にもみどころいろいろの特集展示。
開催は12月10日(土)からです。
速雄さんと宗茂さんのお顔が
史料館入口付近でお待ち申し上げておりますので
そちらを目印にお越しください。

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ただ今展示替え中

2011/12/6

好評につき期間延長していた特集展示「立花氏庭園の世界」展も、12月4日で終了しました。
ご来館くださったみなさま、ありがとうございました。

さて5日から9日までの間、史料館は半室休室して展示替え中です。

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秘密の白い布の奥はどうなってるのかな?

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ちらっ。
撤収作業中です。

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今回も、常人の3倍の働きをする
ヤマトロジスティクスさんにお手伝いをお願いしております。
左端に写っているのは、14代当主寛治の肖像画。
この数ヶ月間、展示ケースの中からこちらを見守っていた寛治さんとも
しばしのお別れです。

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展示替え作業中〜5日目(最終日)

2011/7/8

堂々の完成!
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皆様のお越しを寛治さんもお待ちしてます。
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展示替え作業中〜4日目

2011/7/7

章解説パネルをつけているところ その1
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章解説パネルをつけているところ その2
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そして完成!
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ヤマトロジスティクスさんには、いろいろお世話になりました。

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展示替え作業中〜3日目

2011/7/6

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だいぶ出来ました。キャプションは・・・これから急いで作ります。

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展示替え作業中〜2日目

2011/7/5

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ヤマトロジスティクスさんは、常人の3倍の働きをします。

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展示替え作業中〜1日目

2011/7/4

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皆の者ぉ、撤収じゃあ!

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特集展示「立花家の甲冑」

2011/4/26
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4月23日より特集展示が始まりました。
その名も「立花家の甲冑〜よくわかる甲冑の見方〜」です。

 今回は「甲冑」と書いて「よろいかぶと」と読みます。

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初めて甲冑を見る方にもわかりやすく説明した展示にしております。
今回の目玉は、具足を分解して部品全部をずらりと並べたコーナーです。

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下帯(ふんどし)から…

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兜や…

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収納袋まであります。

具足ってこんなに部品があるんだなあ、と感じていただけると、これ幸いです。
具足の着用の仕方も解説(イラスト付)してますよ。

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もちろんおなじみの金甲も輝きながら展示中です。

ぴっか〜ん

みなさまのお越しをお待ちしております。

ちなみに久留米の有馬記念館では「有馬家の甲冑 大熊小熊」展が開催中です。
そちらとあわせてどうぞ。

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御花史料館に春がきました

2008/12/22

17日〜19日の3日間で御花史料館の展示替えを行いました。

今回の企画展では、ぴっかぴかの婚礼調度や、こんなにたくさん見たことないよ!という数のお雛様が皆様のお越しをお待ちしています。
まるで一足早く春が来たような華やかさです。

 

ひな人形

ひな人形

 

五人囃子

なんとなく武のイメージの強い(おそらくはあのゲームの影響で)立花家ですが、こんな側面もあるのね、と感じていただけることでしょう。

表の華やかさの裏には苦労がつきもの。
狭い展示ケースの中での作業は、春を通り越して夏が来たような暑さが伴います。また、小さくて数が多い雛調度を開包して並べるのにはかなり神経をつかいます。それにお雛様は古いものばかりなので、冠がうまく乗らなかったり、据わりが悪かったり(期間中に大きな地震がきませんように)。それでも、きちんと並べられたお雛様や調度を見ていると、自分のものでもないのに、なんだか誇らしく、嬉しい気分になるのはナゼでしょう。

というわけで、
亭主(武具甲冑)の留守に羽を伸ばしている奥さん(雛調度)…もとい、殿方が出陣(県立美術館に)したあとのお家(御花史料館)を守る奥方の華麗なる美の競演を是非ご覧ください。久しぶりの力仕事で湿布だらけの我が足腰も、皆様の「まぁ、きれい!」という言葉で報われることでしょう。

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