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ホニメのキャラコメに登場

2012/3/6

こんにちは、おちゃめな広報です。

「境界線上のホライゾン」のアニメのことをホニメというようです。
では「境界線上のホライゾン」とは何か。
それを詳しく説明する自信はありませんので
各自ググってみてください。
とりあえず、立花・宗茂と立花・誾という登場人物の出てくる小説とだけお伝えしておきます。

そもそも立花家史料館が「境界線上のホライゾン」を知ったのは
そのアニメ化がきっかけです。
宗茂の声を杉田智和さんがあてられるらしいという情報を得て
何のアニメかを検索したところ、この作品に行き当たりました。

とりあえず原作を読んでみようと
本屋さんで1冊分の厚さにおののきつつも購入。
ライトノベルを読み慣れていないせいか、
なんだか不思議な世界観だなというのが最初の感想です。
宗茂も宗茂なんだけど宗茂ではないみたいだし。
でも宗茂と誾さんが仲良しでよかった。
ただ本当に分厚い本なので、既刊を揃えると置き場所に困る…

そうして作品についてツイートしたことから、
史料館公式twitterでは、原作者の川上稔さんはじめ、
「境界線上のホライゾン」ファンのみなさんに、フォローしていただいています。

さて先月のこと、
「境界線上のホライゾン」ブルーレイディスク3巻のキャラクターコメンタリーで
当館のことを言っているという情報を入手いたしました。

なんだか気になったので聞いてみたかったのですが、
アニメの公式サイトにある試聴の部分にはありませんでした。
そこで室長が自腹で購入。もちろんアニメイトで。

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アニメイトの購入特典は立花・宗茂のQRコード入りイラストカード(写真右)です。
カードの裏面にあるQRコードから立花・宗茂のキャラクターボイスがもらえます。
今では室長のケータイは着信があるたびに、杉田さんのいい声で
「わかりません!わかりません!」と鳴り響きます。
ちなみにその前は「君だけだよおらん〜」(敦盛2011)と鳴ってました。

では早速キャラコメを確認。

……(視聴中)……

「立花・宗茂は、立花家史料館の広報さんがお茶目なことで知られてるけど…」
なるほど、これか!
宣伝していただきまして、ありがとうございます。

キャラコメを聞いて初めて当館のことを知った方。
立花家史料館は、立花宗茂を藩祖とする柳川藩立花家伝来の美術工芸品、
いわゆる大名道具の展示を通じて、立花家の歴史文化を紹介しているところです。
福岡県柳川市にあります。
悲嘆の怠惰は所蔵しておりませんが、宗茂所用の弓を展示中です。

それから残念ながら当館は、広報のスタッフを置くほど裕福ではありません。
公式twitterとブログは、一学芸員が担当しております。
ですので、冒頭に「おちゃめな広報です」と書いてしまいましたが
「おちゃめな学芸員(広報もしている)です」が正解です。
いや、「おちゃめ」の部分が正解かどうかはまた別の問題ですが。

なにはともあれ、川上稔さん、ファンのみなさん、
これからも宗茂と誾をよろしくお願いします。
柳川にも来てね。

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川が開いてスプリング・ハズ・カム

2012/2/29

4年に1度の2月29日である今日、堀開きがありました。

飲料水や農業用水を確保するため、柳川には無数の掘割が張り巡らされています。
掘割は普通の河川とは違って、流れが穏やかなため、水藻や塵が滞留してしまいがちです。
そのため年に一度堀割の水を落とし、川底の清掃と日光消毒を行うのです。

水落ちのときには、堀に流れこむ川の水門を閉じ、
下流側の井樋を開放して、堀の水を有明海に流します。

明治末期頃までは、水落を11月上旬、城内にある日吉神社の秋季祭礼の前に行い
水落期間中に捕獲した魚を料理して、親戚知人を招き、神社で酒宴を楽しむという
風習があったようです。

今年は2月20日の午後4時に水門が閉じられました。
そして今日あった堀開きでは、閉じていた水門を開放し、堀に水を流し込みます。
開放するのは、柳川古文書館近くの新町水門。

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数枚の板で堰き止められています。

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徐々に板がはずされていきます。

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最後の板がはずされると、水がどーっと流れ込みました。

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はずされた板たち。
川を堰き止めるという重責を無事完遂し、満足げなご様子。

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桜が咲くのはもうしばらく先ですが、

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堀開きを迎えた柳川は、もう春です。

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芥川賞・直木賞贈呈式潜入リポート

2012/2/22

平成24年1月某日、史料室長宛に魅惑の招待状が届きました。

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日本文学振興会より、第146回芥川賞・直木賞の贈呈式・祝賀パーティの招待状です。
2月17日、東京會舘にて。
今回の受賞者は、芥川賞が円城塔さんと田中慎弥さん、直木賞が葉室麟さん。

周囲からの「いいな、いいな(ご馳走が)」「写真たくさん撮ってきてくださいね(ご馳走の)」
という邪悪な声を背に、室長は東京へ旅立ちました。
以下、室長による潜入リポートです。

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こちらは、会場となった東京會舘入口。
発表もこちらだったんですよね。
はるばる福岡から駆け付けた私に、P社のK氏が何かにつけ心くばりして下さり、
まずは一階ロビーで待ち合わせ。
K氏「会場ではとても出会えないから…」
私「そんなにすごい人数ですか…」

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受付会場。
ちょっとわかり難い写真ですが、受付は何列もあって、招待客用と出版社さん用は分かれています。
ここでK氏と別れて列に並んで、
K氏「あとで会場入口付近でまってますから」
私「お心遣い感謝」
あとで聞いたのですが、受付はけっこうきっちりチェックされるそうです。
ここで文藝春秋社のマークの入ったシールを胸に付け、小冊子を渡されました。
受賞者の紹介とコメントと写真が掲載されています。
円城さん、田中さん、葉室さん、かっこいいです。

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で、ここが会場。
前は人の頭ばかり、そして黒い…。
私の前の集団はほとんどマスコミでした。
私は初めてなので比較できませんが、去年の1.5倍はいるとか。
誰かさん効果なのでしょうか。
いっしょにいたP社やS社の方が、
ここがよく見える絶好の場所だから、と前方審査員席付近に連れて下さいました。
おかげでよーく見えました。
K氏「荷物も飲み物も持ってますから、お写真撮って下さいね」
私「お心遣い感謝×2」

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葉室さんが正賞の懐中時計を日本文学振興会会長より授与されているところです。
今みると写真ピンボケ、うれしさのあまり手ブレ補正機能を超える手の震えか…。

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直木賞選評が伊集院静氏よりありました。
ちょうどここからお話し拝聴しておりました。
会場の雰囲気はこんな感じです。
個人的な感想としては割合いなごやかでさっぱりとした雰囲気で進んでいったように思います。

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実は、ここは会場内のビュッフェ、
ごちそうが並んでいるのですが、これがすごく豪華で美味しそうなんですよ。
延々と和洋中あらゆる御馳走とシェフの皆様が並んでおります。
胃袋を別途2、3個持っていければよかった。

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リポートは以上です。

ちなみにリポートにあった、受付でもらう小冊子とはこれ。

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中は、受賞者3人のキメ顔(もちろんあの人も)写真と受賞のことば、
他に選考委員や候補作一覧が載っています。

祝賀パーティはこのあと、二次会、三次会と続いたそうで、
そのすべてに室長は参加した模様。

二次会の席上葉室さんは、『無双の花』の繋がりで、
山本兼一さんの「まりしてん誾千代姫」や、ポケモン+ノブナガの野望にまで触れて
「今年は誾千代ブームが巻き起こる」と
会場を楽しませてくださったとか。
『蜩の記』の祝賀パーティなのに、
気を遣ってくださって、ありがとうございました。

葉室さんとの出会いがなければ、
直木賞のことをこんなに詳しく知ることもなかったと思います。
素敵な人との出会いは見聞を広めてくれますね。

なんだか直木賞が身近になった春でした。

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速雄と宗茂あげます

2012/2/13

特集展示「立花宗茂の祈り/島村速雄」は、一部のみなさまからの大好評を博し
2月5日をもちまして無事終了いたしました。

立花家史料館では、現在開催中の展示の案内タペストリーを
柳川藩主立花邸御花の売店の窓に掲示しております。
現在はこんな感じです。

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このタペストリーの「立花宗茂の祈り/島村速雄」で使用したものを
先着3名様に差し上げます。
ただしご来館の方(そして大事にしてくださる方)に限ります。

デザインはこれ

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月面の如きつるんとした頭の速雄さんと、
肖像画の絹本の様子までわかる高精細の宗茂さんが特徴です。

屋外に掲示していたものですので多少の汚れやキズはあります。
ソフトクロスにエプソンのインクジェットプリンタで出力。
大きさは横約92センチ×縦約153センチ。

生地?アップはこちら

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窓にカーテンのように飾れば、朝日(または夕日)に輝く速雄&宗茂を拝むことができます。
また天井に貼れば、速雄&宗茂が見守ってくれるようで、安心して眠ることができます。

速雄&宗茂タペストリーを、あなたのアイデアで楽しくお使いください。

使用例 カーテンの代わりに

使用例 カーテンの代わりに

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Night Tachibana Museum (妄想)

2012/2/10

全館休館・半室休館中はご迷惑をおかけいたしました。
いよいよ2月11日より「柳川藩主立花家の花・文・武 〜春の展示〜」を全館にて開催します。

今回のテーマは「展示室でお花見を」
花と文の分野では、梅や桜で彩られた調度類・茶道具・能装束などを集めました。

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こちらの展示ケースは花の絵がいっぱい。

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梅と桜を一緒に楽しめるなんて
自然界では難しいことですが
展示室では割と簡単です。

こんな素敵なお花見の機会を逃すまいと
立花家史料館の展示室では夜な夜な宴が開かれている模様。

主催者はこの人たち。

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花の部にいらっしゃる有職雛さん。
というのも、この人たちは自分たちサイズの台所道具を持ってるんです。

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おっと、この茶弁当と盃は、人間サイズのものでした。
失礼。

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そう、お雛様サイズのものはこちらです。
今夜は活きのいい魚も入ってますよ。
もうすぐ田楽も焼けます。

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きれいな花と、おいしそうな匂いに誘われて
他の参加者もわらわらと集まってきました。
さあ宴のはじまりはじまり……

ということが行われていたら楽しいな、なんて妄想してみました。

さて今回の展示は、ぜひお花見気分でお越しいただきたいのですが
残念ながら、人間様は展示室内飲食禁止です。
3月1日からは、とある鴨カップルも噂していた御雛ご膳が始まりますので
そちらをどうぞ。

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氷の松濤園

2012/2/3

節分の今日、柳川藩主立花邸 御花の松濤園には
朝から氷が張りました。

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昨日の雪はもうすっかり溶けてしまいました。
が、池の水はかちんこちんに凍っています。
いつもは優雅に泳ぐ鴨も今朝は……

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徒歩です。
行列して向かう先には、本日の朝食が待っております。

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朝ご飯に向かって急ぐ腹ぺこ鴨さんたち。

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いつもの朝とはちょっと違う松濤園でした。

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雪の立花邸

2012/2/2

今日の柳川は朝から雪です。
柳川藩主立花邸 御花も雪化粧。
滅多にないことですので、早速カメラを持って園内を回りました。

豪雪に悩む地方の方々にとっては
笑止な画像ばかりでしょうが
ちょっと雪が降ると、ひゃっほいとなってしまう九州人が撮ったものですので
どうぞ温かい気持ちでご覧ください。

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まずは松濤園。
羽毛たっぷりの鴨は、寒さに負けず泳いでいました。

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大広間から見た松濤園。
寒いのでガラス越しに。

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西洋館の裏庭。
思わず足跡をつけたくなる雪の積もりっぷり。

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お役間横の中庭。
こちらはまあまあの雪です。

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まちぼうけの像が、寒そうにまちぼうけていました。
口のあたりの雪が、空也上人像の南無阿弥陀仏のようです。

ところで、雪が降ってひゃっほいとなったのは
昔の人も同じだったようで
立花家に残る古写真にも、雪の立花邸を写したものがあります。

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西洋館の裏庭は、今日と同じようにソテツにも雪が積もったようです。

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松濤園と大広間と御居間。
屋根まで真っ白です。
まだ小さい松に、時の流れを感じます。

予報によると、寒さは明日まで続くようです。
みなさまお風邪を召されまさぬよう、お気を付けあそばせ。
以上、雪の柳川よりお伝えいたしました。

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金甲ストラップ新発売

2011/12/23

柳川藩主立花邸 御花の売店で、またまた新商品発売!

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じゃじゃーん!
金甲ストラップです。
しかも立花宗茂の使っていた杏葉紋付。

金甲は、正式には「金箔押桃形兜(きんぱくおしももなりかぶと)」といい、
現在立花家には、239頭が残っています。
それらは桃山時代から江戸時代前期の制作で、
戦場で一隊全員揃って着用させたものだと思われています。
きらびやか軍団です。

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これが金甲(実物)。

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金甲ストラップは横も後ろも完璧。

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金甲ストラップが買えるのは、柳川藩主立花邸 御花だけ!
先日発売した立花宗茂のお菓子の横で、ブラブラしてます。

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立花宗茂のお菓子ができました

2011/12/21

柳川藩主立花邸 御花の売店に、新商品入荷!

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「立花宗茂 蒸し金鍔」と「立花宗茂 お餅いろいろ」

パッケージの絵は、人気ゲームソフトや出版物のイラストで大人気の諏訪原寛幸さんによるものです。
諏訪原さんには昨年の特別展「立花宗茂」関連イベント、武将パネル展を開催したときにお世話になりました。

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蒸し金鍔の方は、立花宗茂と養父・道雪、実父・紹運のスリーショット。
戦中に命を落とした二人の父の遺志を継ぎ、いざ、宗茂参りまする!というちょっと泣ける感じのイラストです。

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お餅いろいろの方は、立花宗茂と伊達政宗、真田幸村のスリーショット。
この3人は、ともに1567年に生まれた同級生トリオです。
普段は、政宗や幸村に、人気の点でちょっと負けがちな宗茂ですが、このパッケージでは、当然ながら、堂々の主役です。

今回の宗茂の具足や馬具は、立花家史料館の考証により、より正確に描いていただいたイラストを使っています。
ですので、これまでクリアファイルなどになっていたイラストの宗茂とは
ちょっと違う部分があります。

さて、中のお菓子はどんなかな?

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手前が蒸し金鍔、奥がお餅いろいろです。
お餅は草餅・栃餅・梅餅・こがね餅の4種をお楽しみいただけます。

ちなみに、お菓子が乗っているお盆は
今年5月に、宗茂の実母・宋雲院さんの400回忌法要があった際に
いただいたものです。
母上様、息子の立派なお菓子ができました。

これらのお菓子が買えるのは、柳川藩主立花邸 御花だけ!

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スジャータ戦国武将コンプリート

2011/12/1

それはまだ夏真っ盛りの8月のこと。
立花家史料館宛に、注文した大量のスジャータ(戦国武将シリーズ)が届いた。
上蓋に戦国武将60種がプリントされている。

50個入りを8袋、計400個のスジャータ。
なぜこんなにたくさん。
それは、通販の販売単位が8袋だったから。
まぁこれだけあれば宗茂も出てくるだろうと思った、というのもある。

めいらくのサイトで台紙をダウンロード・印刷。

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ここに上蓋を貼っていく。
それにしても400個は使いきれない。
柳川藩主立花邸御花のレストラン・対月館に、半分ほど使ってもらうことにする。

それから約3ヶ月半。
賞味期限を1ヶ月近く過ぎた今日、
最後に、顔色の悪い前田利家を貼って
やっとコンプリート。

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ところでこのシリーズの画像、
普段よく見る肖像画とは別の肖像画が使われている人が多い。

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この立花宗茂は、大徳寺蔵の宗茂像だろう。

さあ、60人コンプリートはしたが、
スジャータはまだいくらか残っている。

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はたして今年中に使いきれるだろうか。

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