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豊後旅行記② 戸次・帆足本家

2013/6/13

さて、無事に中判田駅に到着した、我ら史料室スタッフ3人衆。

これから向かうのは「帆足本家 富春館」です。
前回の「豊後旅行記①」で述べたように
笠間葆光と山田興孝は、戸次道雪・立花宗茂顕彰事業の一環で
天保9年に日出の儒学者・帆足万里を訪ねました。
このとき山田は、万里から「借竹亭」の号をもらっています。

我らも山田に倣って、帆足家を訪ねることにしました。
ただしこちらは日出の帆足さんではなく、大分市中戸次(なかへつぎ)の帆足さん。
戸次家本貫地の帆足さんです。

 

中判田駅からタクシーで5分ほど行ったところに帆足本家はあります。
3人でタクシーに乗ると、運転手さんが「初夏を訪ねる旅ですか?」
初夏を訪ねる旅……
それがどういうものなのはわかりませんが、
私たちのはそんな爽やかなものではなく、戦国武将の本貫地を訪ねる旅です。
と言うのもなんだかなぁと思って、むにゃむにゃしている内に目的地に到着。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この帆足家は、12世紀に玖珠郡に興った家で
大友家と主従関係を結び、1586年戸次(へつぎ)に居を構え
江戸時代には庄屋だったそうです。
帆足家には田能村竹田や頼山陽などいろいろな文人が訪れ
幕末から明治に活躍した帆足杏雨は、この家の人とのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帆足本家の前には「戸次市村」の碑があります。
近世以前は戸次市村と呼ばれていたこの地区は
在郷の中心として形成された日向街道筋の在町(ざいまち)でした。
現在、歴史的な町並みの保存とにぎわいの復活を目指した街作りをされているそうです。

 

さて現在の「帆足本家 富春館」は、レストランやカフェ、アートギャラリーなどの施設となっています。
門をくぐると立派なお庭、奥に母屋。
母屋が気になるところですが、この時点ですでに13時半。
まずは、門を入ってすぐ右にあるレストラン桃花流水でお昼ご飯です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大正5年に蔵から洋館へと姿を変え、応接室として使われていた建物を利用したレストランでは、
戸次の特産物・ごぼうと野菜のコース料理を楽しむことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはごぼうと魚の南蛮漬け。
他にも豆腐、グラタン、天ぷら、デザートなど、ごぼうが七変化。
さらに驚きが、ごぼうコーヒー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コクのある深い味のコーヒーです。
上に渡してあるゴボウスティックは、浸して食べてもそのまま食べても絶品。
ごぼうって意外と変幻自在です。
きんぴらとごぼう天うどん(福岡名物)だけと思うなかれ
と、肝に銘じる。

 

お腹もふくれたところで、いざ母屋へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慶應元年築。
武家の家構えです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二間続きに縁側のついたこちらの部屋には
頼山陽の「富春館」という揮毫の額がかけてあります。
山陽が南画への志に燃える帆足杏雨のために、新品の硯を用いて書いたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガラスは柳川藩主立花邸 御花と同じ古ガラス。
建築当初のもの。
外の景色が歪んで見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トイレのサインがおしゃれさん。

母屋の奥と離れ座敷はギャラリーになっており、
現代の作家さんたちの作品が 展示販売されています。
かつて多くの文人墨客を迎え入れた帆足家は
今では、現代の文人サロンとしての役割を果たされているのです。

 

母屋などのある敷地の向かいには
4月27日にオープンしたばかりの「Life&Deli富春館」 。
富春館オリジナルのお菓子や、レストランでも出しているドレッシングなどを売っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初にあげた「戸次市村」の碑は、このお店の前にあります。
そしてもうひとつ、この前にあるのが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごぼう君」

立派な収穫物を手に誇らしげなごぼう君。
左手には何を持っているの?

戸次のごぼうは軟らかくて風味がいいのが特長だそうです。

 

かつて酒造業を営んでいた帆足家なので、
敷地には酒蔵も残っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
今は大分市が管理しており、中の見学もできます。
その酒蔵の案内看板に気になるものが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左の杏葉紋っぽい人は戸次道雪と思ってもいいでしょうか。
ここは戸次だし。
右の人は大友宗麟?
着ているのが柞原八幡宮所蔵の宗麟が寄進したと伝わる腹巻に似てますが。

 

若干の謎を残しつつ、帆足本家とはこれでお別れ。
ご飯にお茶にギャラリーにお庭に。
長時間楽しめる施設でした。

 

山田興孝は帆足万里から号をもらって帰りましたが
私たちは現代の文人の作品を1つずつ買って帰りました。

 

再びタクシーで中判田駅に戻り
豊肥本線と日豊本線を乗り継いで、今夜の宿へ向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく。

 

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豊後旅行記① 山田さんの歩いた道

2013/6/7

立花家の家譜「御内實御系譜下調」によると、今年は戸次道雪誕生からちょうど500年。

道雪関連のイベントもあちこちで開かれているようです。
立花家史料館では「近世立花家初代・戸次道雪生誕500年記念・シリーズ展示」を開催中。
史料室の主も、去年はソーモくんだったのが、

今年はドーセツくんに変身。

 

ところで戸次道雪っていったいどんな人だったんでしょう。
雷を斬ったとか、家臣には優しかったが軍令には厳しかったとか、
宗麟の飼猿を鉄扇で叩き殺したとか、たくさんの逸話が残されています。
小説や漫画もたくさんあって、どれも面白いのですが、
史実に基づいた道雪像について知りたい方は、
柳川の歴史4『近世大名 立花家』(中野等・穴井綾香著)をお読みください。

さて江戸時代後期、柳川藩で道雪・宗茂顕彰事業が行われたことがありました。
この事業に携わったのが、笠間惟房・笠間葆光・山田興孝の3人。
彼等は筑前や豊後など、道雪・宗茂にゆかりの土地へ赴き、調査を進め、
最終的に「祖宗懋績録」を完成させました。

その過程において、笠間葆光と山田興孝は天保9年に日出の儒学者・帆足万里を訪ねました。
このとき山田は、柳川を出て日出に着くまでのことを「豊国日記」に記しています。
「豊国日記」には、途次にあたる各地の歴史・出来事・見たものなどが文学調で書かれていて
これを読むと、彼等の通った道のりを知ることができます。

そこで「豊国日記」にある地名をGoogleマップで検索して山田の旅程を調べてみました。
その結果がこちらです。
なお各ポイントはおおよその場所です。

これを見ると
筑後街道→日田までは日田街道→耶馬溪あたりでは日田往還→
→宇佐神宮あたりでは10号線付近→日出までは豊前街道
を通ったことがわかります。

さて
道雪生誕500年を記念して、我ら史料室3人衆も
現代版道雪顕彰の旅に出ることにしました。

目的地は大分。
旅の資金は年末にもらった「フェアプレー賞」の賞金+室長のポケットマネー。

山田の旅(往路のみ)は9月21日から6泊7日でしたが、我らの旅(往復)は5月23日から1泊2日。
山田の旅は全行程徒歩でしたが、我らの旅の始まりは特急「ゆふいんの森」号。

JR九州の誇る素敵特急のひとつです。

リゾート気分が存分に味わえる車内からは
耳納連山や、広がる麦畑を眺めることができます。
慈恩の滝付近では速度を緩めるので、写真撮影も可能です。

別府まで行く便もあるのですが、
今回は到着時間の関係で、湯布院までの便にしか乗れなかったため
特急「ゆふいんの森」とは、由布院駅でお別れ。

せっかくの「いで湯のまち湯布院」ではありますが、ホームの足湯につかる間もなく
久大本線大分行きに乗り換え。

車窓から見えるガードレールに茶色いのがある!とか
駅舎のベンチがカラフルで面白い!とか思っているうちに
大分駅に到着。

昨年できたばかりらしい大分駅のコンコース。

格天井風の天井に鶏のマーク。
休みの日には、真ん中に見えるミニトレイン「ぶんぶん号」が駅内を走るそうです。

さて大分駅からさらに豊肥本線・豊後竹田行きに乗ります。

ホームでふと足元を見ると、ドアの位置案内が。

「黄色い車両」「赤い車両」「白い車両」でドアの位置が違うようです。
わかりやすい。

「赤い車両」のドアをくぐって列車に乗り込み、揺られること約15分。
旅の最初の目的地の最寄り駅、中判田に到着。

駅舎の文字が出迎えてくれました。

「おつかれさまでした おかえりなさいませ」
はい、ちょっとだけ疲れました。

とはいえ、江戸時代に山田興孝が7日間かけて歩いた距離を
現代の我らは約3時間半でやってきたのでした。

つづく。

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「立花宗茂を大河ドラマにするには」

2013/5/10

ゴールデンウィーク前半の4月28日、柳川市総合保健福祉センター「水の郷」で
「葉室麟 トークライブ」が開催されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このイベントは、柳川市出身の芥川賞作家・長谷健が1946年に設立した柳川文化クラブを前身とする
柳川文化協会の主催で、協会の総会後に記念公演として行われたものです。

 

葉室麟さんといえばご存知の通り、『蜩の記』で直木賞を受賞された作家。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
受賞第一作として、立花宗茂の後半生を描いた『無双の花』を刊行されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで、今回のトークライブのテーマはずばり

「立花宗茂を大河ドラマにするには」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

壮大なテーマです。

 

柳川文化協会総会記念公演ではありますが、一般にも公開されました。
このイベントに立花家史料館は協賛しており、この受付の向こうに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『無双の花』販売ブースを設置。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日だけ、立花家史料館特製ブックカバー(宗茂花押デザイン)が復活!
イベント後、多くのお客さんにお買い求めいただきました。
発売から1年以上経つにも関わらず、今もコンスタントに売れています。
ありがたいことです。

 

さてイベントを前に、パーソナリティを務める我が史料室長と葉室さんは打ち合わせ。
話の流れを確認中です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてトークライブが始まる頃には、総会に参加されていた文化協会のみなさんと、
一般のお客さんで会場は満員となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは基本的なこととして、室長が立花宗茂の生涯を解説。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このとき使われた宗茂の肖像画は、パソコン上でアンチエイジング作業をして
若いときには若い宗茂、おじさんになったらおじさん宗茂の絵になっていました。
それらがどんな顔なのかは、室長のtwitterアカウントでご確認ください(4月30日あたりです)。

 

「宗茂を大河に!」という声は時々耳にするのですが
「それは難しいのでは」という声も同時に聞こえてきます。

今回のトークライブでは、ドラマ化するにあたってクリアすべき問題点、
盛り込みたいエピソード、演じて欲しい俳優さんなどが話題になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリアすべき問題とはすなわち、秀吉の朝鮮出兵のこと。
盛り込みたいエピソードとしては、
7歳にして城督となり宗茂の最初の妻となった誾千代のこと(やはり大河では女性の位置が大切)、
後半生を敗者としてスタートしたこと(宗茂が人間的な成長を遂げるきっかけとなった)、
それから宗茂をとりまく個性的な家臣団のこと、
などがあげられました。

宗茂は、戦で活躍して柳川城主となり、関ヶ原敗戦後に柳川を失い、
その後棚倉を経て、20年後に柳川に戻った、
つまり元の位置に戻っただけなので、ドラマ化するにはあまりにも地味です。
しかし戻るまでの間、志に沿って淡々と自分の生き方を貫いた。
元の位置に戻っただけで、地味だけど、そこに価値がある。

そういった感じのお話でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところでイベントに先立って「立花宗茂がドラマ化された場合、どなたに演じてほしいですか」
という事前アンケートを行いました。
柳川文化協会のみなさんや柳川藩主立花邸御花スタッフから、
さらにはtwitter経由で、いろんな回答が寄せられました。
その集計結果をこの場で大発表いたします。

今回ご意見を募集したのは
立花宗茂・高橋紹運・戸次道雪・誾千代・その他
ドリームプランなので、どなたの名前を挙げてもよいという前提です。

 

まずは「高橋紹運」
一位は同票で
佐藤浩市
江口洋介  (敬称略、以下同)
実力派2人が並びました。
それに、佐々木蔵之介 、中井貴一、大沢たかお、唐沢寿明が続きます(皆同票です)。
他には渡哲也、三上博史、西島秀俊など、全30名の役者さんの名前が挙げられました。

 

次に「戸次道雪」
一位は
渡辺謙
ギャラが高そうです。
そして佐藤浩市、北大路欣也と続きます。
他には阿部寛、高橋克実、世良公則、市川左談二など、全27名の役者さんが挙げられました。

 

そして「誾千代」
一位は同票で
井上真央
柴咲コウ
何となくわかるような、わからないような。
そして堀北真希、剛力彩芽、新垣結衣、杏と旬の女優さんが並びます。
他に上戸彩、満島ひかり、貫地谷しほり、真木よう子など全部で33名が挙がりました。
葉室さんは「堀北真希に一票」だそうです。

 

実はみなさんが一番頭を悩ませたのが「立花宗茂」
気になる一位は
松坂桃李
なるほど、爽やかですね。
松田龍平、妻夫木聡、小栗旬と続きます。
(なお柳川出身の妻夫木聡の名が挙がったときに会場が盛り上がったことを、ここに付記いたします。)
他にも若手イケメンと呼ばれる俳優から、実力派壮年俳優までたくさん挙げられました。
せっかくですので、上記4名以外に挙げられた全ての役者さんを列挙いたします。(順不同)

生田斗真、坂口憲二 、松田翔太、瑛太、福山雅治、松本潤、平岳大、二宮和也、綾野剛、溝端淳平、
福士蒼汰、村井良大、高橋光臣、向井理、成宮寛貴、三浦翔平、亀梨和也、玉森裕太、三浦春馬、
上川隆也、藤原竜也、玉山鉄二、福士誠治、玉木宏、松山ケンイチ、大沢たかお、堺雅人、渡辺謙、内野聖陽

どうでしょうか、みなさんの脳内配役にぴったりの役者さんはいらっしゃいましたか。

 

なおその他の配役では
立花直次→佐藤健
徳川家康→西田敏行
豊臣秀吉→笹野高史
加藤清正→小栗旬
薦野増時→鹿賀丈史
由布惟信→西田敏行
大友義統→市川海老蔵
宋雲院もしくは仁志姫→小泉今日子

 

実際にキャスティングするとなると大変なのでしょうが、これは夢の話なので好き勝手に言えるところが楽しい。

 

トークライブでは他に、歴史を小説として書き、映像化するという作業のことなども語られました。
ちなみに『蜩の記』は映画化が決定し、現在は撮影が進んでいるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2代藩主立花忠茂と、その正室で伊達政宗の孫・鍋姫の話「牡丹咲くころ」も
短編集に収録される予定とのことで、こちらも楽しみです。

 

いずれ立花宗茂が、大河ドラマでなくても、なんらかの形で映像化(年末年始の大型時代劇とか)されたらいいな。
そのときには、今回のアンケートをキャスティングの参考にしていただけましたら幸いです。

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三柱神社の流鏑馬における立花宗茂

2013/4/3

福岡では桜もそろそろおしまいかな、という3月31日、
柳川の三柱神社で流鏑馬が奉納されました。

 

今年で9回目となるこの流鏑馬奉納は、
毎年、小笠原総領家に伝わる流鏑馬を継承する「流鏑馬 武徳会」の皆さんによって行われています。

 

お昼過ぎ三柱神社へ行くと、お馬が腹ごしらえをしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日私たち史料室スタッフが流鏑馬に赴いたのには理由があります。
もちろん流鏑馬を見たいというのもありましたが、メインはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着ているのは弊社社長の立花寛茂です。

直木賞作家の葉室麟さん(『無双の花』発売中!)と
この日ちょうど柳川藩主立花邸 御花にいらっしゃっていたワカマツカオリさん(イラスト展開催中!)も
来賓席でご覧になりました。

 

直木賞作家と戦国武将がご対面

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柳川市のマスコットキャラクター「こっぽりー」も来ていました。

柳川の2大スター(?)の競演。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにこの「こっぽりー」ですが、去年のゆるキャラグランプリで61位だったそうです。

 

さて肝心の流鏑馬の方はといいますと、まずは神事が行われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後馬場まで皆で行列して進みます。

満開の桜の中を歩く宗茂。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お馬も準備万端。
草を食べていたときとは違い、和鞍が装着されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流鏑馬奉納の詳細については、小笠原流流鏑馬のサイトをご覧ください。
さすがに宗家の騎乗姿は美しかったということだけお伝えしておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは流鏑馬奉納中の宗茂さんの様子を見てみましょう。

 

・馬場での神事を見守る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・伝習館高校弓道部による、的の交換を見守る。
(兜を脱いで烏帽子姿になりました)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・的に矢が当たった瞬間を見守る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・無事に終わってほっとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

座っていたとはいえ、総重量13キロ超を着ての3時間は、大変疲れたことと思います。

 

全てが終わり、宗茂から寛茂へと戻った社長に聞いてみました。

「社長、来年はどうされますか?」

「うん……戦は1回でよか。」

 

ですよね。

 

 

「一仕事終えた後の草はサイコーだぜ」(馬談)

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おひな様水上パレードに宗茂

2013/3/18

さげもんめぐり真っ最中の柳川では昨日、「おひな様水上パレード」が開催されました。

公募で選ばれたお内裏様とお雛様、それにかわいい稚児たちが舟で進む
水のまち柳川ならではの行事で、毎年たくさんの人が訪れます。

 

スタート地点近くの沖端の橋には
今年もたくさんのカメラマンが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人の多さは毎年のことですが、
今年の水上パレードは、いつもと違うことが一つ。

お内裏様がお内裏様ではなく、立花宗茂だったんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

観衆の中を颯爽と歩く宗茂役の若人。
着ているのは、つい先日出来上がったばかりのレプリカ甲冑。
よくお似合いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大人気の宗茂は、乗船場まで、たくさんの人に写真を頼まれていました。
小さな子どもさんの中には、ちょっと怖そうにしている子もいましたが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乗船場近くでお雛様と合流。
これから船に乗り込みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台で演奏される勇壮な日吉太鼓を背に、いざ出発。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我等が史料室の窓の前から見た、宗茂の乗る船。
木に隠れてほとんど見えません。
史料館受付スタッフは「殿~、殿~」と一生懸命呼びかけていました。

船はこのまま三柱神社まで進みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先回りして柳川古文書館近くで待っていたところ、
日吉神社の宮司さんを乗せた先頭の船がやって来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その2艘後ろには宗茂の船。
川縁にはたくさんの観客。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心配されていた雨にもあわず、
無事に三柱神社に到着して、パレードは終わりました。
座っていたとはいえ、重い鎧を着けて1時間以上の乗船なので
(途中低い橋をいくつもくぐるし)さぞお疲れだったことでしょう。
宗茂役が若者でよかった。

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レプリカ甲冑で、2人の宗茂誕生

2013/2/19

特別展「誾千代姫伝説と立花家記」が無事に開会式を迎えた数日後、
ほっと一息つく間もなく、機上の人となり一路東京へ。

 

立花家史料館所蔵の甲冑類の修復をいつもお願いしている西岡甲房に、
宗茂所用具足の着装用レプリカ制作をお願いしていたのですが、
このたびそれが完成したとのことで、今回はその仕上がりを見にきたのです。

 

折しもその日は雪と人身事故の影響で、ダイヤは大幅に乱れ
寒風吹きすさぶ東京駅のホームで、長々と電車を待つことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで予定をだいぶ過ぎて、神奈川県某所にある西岡甲房に到着。
室内にお邪魔するとそこには

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本物と見まごうばかりの甲冑が鎮座していました。
博物館の着装体験プログラム用ということで
鉄・漆など本物と同じ材料で出来ています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぴかーんと光る輪貫の漆。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後立の鳥毛は、本物と同じ久連子鶏の羽根を用いています。
光の加減で玉虫色に輝きます。

 

 

 

 

 

 

 

刀は立花宗茂所用といわれる重要文化財「金熨斗刻鞘大小拵」をもとに
作っていただきました。

 

そして今回この出来たてほやほやの甲冑を着るのは
立花家17代当主にして、立花家史料館館長・立花宗鑑です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着せ着けてもらっている姿が殿様っぽい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

臑当(すねあて)、佩楯(はいだて)、籠手(こて)と着けていき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

胴を着ける頃には、表情が心なしか凛々しくなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

面頬と兜を着けたら、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立花宗茂のできあがり。

 

「皆の者、これより軍議を行う」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天草・島原の乱の頃の宗茂(当時72歳)は、こんな感じだったのかな。

 

さて次に着るのは、立花家18代(次期当主)の立花宗和氏。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり胴を着けると凛々しい顔に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青年立花宗茂のできあがり。
さすがは190cm超の高身長だけあって、よく似合います。
こちらは関ヶ原の戦いの頃の宗茂?

 

重さは全体を合わせると、ずっしりの12キロ余り。
本物の材料を使っているので
動いたときに鳴る、がちゃっがちゃっという音が
軽い素材でできたレプリカとは全く違います。

これを着ると不思議とその気になるらしく
2人とも自らいろんなポーズをとって写真撮影をしました。

 

 

甲冑の素晴らしい出来栄えに、嬉しい気分のまま
その夜は室長と共に新宿の戦国居酒屋「戦国武勇伝」へ。

ドアをくぐると、当館特別展のチラシとご対面。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広報にご協力いただき、ありがとうございます。
他にも甲冑さん達にお出迎えされました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つくづく甲冑に縁のある日です。

「戦の始まりじゃ!」「いざ参ろうぞ」

という店員さんのお迎えの言葉に、
ちょっと恥ずかしくなりながら通されたのは「福島正則」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メニューを開くと、裏メニューとしてこんなものが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

堂々と置いてあったので、本当に裏メニューなのかどうかはさておき、
真田幸村、伊達政宗ときたら、
3人目は当然立花宗茂でしょう!
67トリオでしょう!
と2人でつっこみつつ、せっかくなので「赤備えのHOTサングリア」と「勝利の大杯カクテル」を注文。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思った以上の大杯がきて、ちょっとびっくりしました。
さすがは前田慶次のお酒。

串物や蒸籠蒸しをたらふく食べ、その夜は万事満足してホテルへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、ホテル龍名館東京の多機能シャワーと睡眠環境システムのおかげで
すっきりと目覚め、まずは新しくなった東京駅へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

おのぼりさん気分を満喫。
その後、おしゃれタウン南青山にある「紅ミュージアム」へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅ミュージアムは、江戸時代から続く紅屋である株式会社伊勢半
創業時からの紅作りの技を伝えるためのミュージアムです。

伊勢半の小町紅は、宗茂兜の鳥毛と同じ玉虫色をしており、
これを水に溶いて使うのですが、
その人の持つ唇の色を反映して発色するので
人によって発色が違うのだそうです。

そんな紅ミュージアムのスタッフさんとは、実は「戦国鍋TV」仲間。
初めてお会いした学芸員さんとも
食事をしながらの鍋トークが大変弾みました。
次はカラオケ(鍋縛り)行きましょうね、と約束して別れ、
すぐ近くにある根津美術館へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このときは「新春の国宝那智瀧図」が開催中で(現在は終了)
面白い仏教説話画がいろいろと出ていました。
国宝の展示方法や、ミュージアムショップなど、
参考にしたいこともあれこれあり、勉強になりました。

 

さて今回の旅はこれにておしまい。

その後、着装体験用のレプリカ甲冑は柳川に送られ、すでに到着しています。
初夏を目処に最初の体験プログラムをご用意したいと思っていますので、
もうしばらくお待ち下さい。

なおこの甲冑は、結婚式でもご利用いただけます。
詳しくは柳川藩主立花邸 御花・ブライダル部門までお問い合わせください。

 

 

[おまけ]

帰りの飛行機は嵐ジェットでした。

 

 

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ナイス・フェアプレー 史料室チーム

2012/12/19

立花家史料館を含めた柳川藩主立花邸 御花を経営する株式会社 御花では
毎年12月に社内研修会があります。

今年の研修会は「第43期キックオフミーティング 第42期御花アワード」と題して
これまでよりも盛大に開催されました。
どれくらい盛大かというと、司会者が音楽と共に蝶ネクタイ姿で現れるほどの盛大さです。

 

「キックオフミーティング」とは
各部署が、今期はこれこれこういう目標を持って仕事をします
というプレゼンをする場。

史料室では、今年一年の出来事と来年のテーマを、動画にして発表しました。
何事にも全力投球をモットーとする史料室として、かなり力を入れて作りました。
諸事情により、この場でお見せすることができないのが残念です。

 

そして「御花アワード」とは、
社内の選考委員会がジャンル毎に選考基準を設け
それによって選考されたスタッフを表彰する場。

トップスコア、ベストヤングプレーヤー、MVPなどの賞があります。

 

この「御花アワード」で、わが史料室は
「最もまとまりのあった部署」に贈られる「フェアプレー賞」に輝きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

賞状・トロフィー・金一封を頂戴しました。

開館以来初めての子ども向け展覧会を開催したり
twitterやfacebookページを活用した広報を展開したりと
史料室三人衆が「一丸となって」 「新たな客層の開拓に尽力」したことが
評価されたことを、大変嬉しく思います。

 

さて、この金一封、
史料室らしい、何か面白いことに使うつもりなのですが、
そのときには、またここでご紹介したいと思います。
お楽しみに。

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いい夫婦の日に いい夫婦の作品を

2012/11/22

11月22日は「いい夫婦の日」。

そこで、「いい夫婦の日」にちなんで、いい立花夫婦の作品をいくつかご紹介いたします。

 

その1 『無双の花』(葉室麟 著、文藝春秋)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『蜩の記』で第146回 直木三十五賞を受賞された、葉室麟さんによる作品です。

立花宗茂が、関ヶ原から柳川へ帰ってくるところから、物語は始まり
浪牢生活を経て旧領・柳川に復帰し、亡くなるまで、
宗茂が貫いた義の人生が描かれています。

宗茂と誾千代との魂の分かち合いはもちろんのこと
継室である八千子や継々室の菊子との「いい夫婦」話も。

真田信繁夫婦の話も含まれていますので
真田ファンにもおすすめの一冊です。

 

その2 「牡丹咲くころ」(葉室 麟著、オール讀物2011年9月号、『代表作時代小説 平成24年度』光文社)

こちらも葉室麟さんによる作品で
2代藩主・立花忠茂とその正室・鍋姫(伊達政宗の孫)夫婦のいい話。
柳川市史別編『図説 柳川家記』にも書かれているエピソードが基になっています。

ちなみにこの夫婦は、お位牌もひとつのお厨子に仲良く並んでおさめられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その3 『まりしてん誾千代姫』(山本 兼一著、PHP研究所)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『利休にたずねよ』で第140回直木三十五賞を受賞された山本兼一さんの最新作。

主人公は立花宗茂の正室・誾千代。
「女は生きづらい」と思いながらも強く生きた、誾千代 の一生を描いています。
宗茂と誾千代の心の通い合い、側室・八千子との関係など
「いい夫婦」作品としての読みどころ満載です。

『無双の花』が、おじさんのハートをわしづかみするタイプであるならば
『まりしてん誾千代姫』は、乙女のハートをわしづかみするタイプです。
表紙イラストは大人気イラストレーターのワカマツカオリさん。
これも乙女ハートわしづかみ要素のひとつなのではないかと。
普段は時代物を読まないという方にもおすすめの一冊です。

 

その4 GENESISシリーズ『境界線上のホライゾン』Ⅰ~Ⅴ〈以下続刊〉(川上 稔、電撃文庫)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川上稔さんによる作品。
アニメ化もされている、ライトノベルの人気シリーズです。

「遙か遠い未来。“重奏統合争乱”を経て、
人類の命運を懸けた“聖譜”をもとに
歴史の再現を行う国々。…」(Ⅰ巻上 表紙カバーより)

といっても、よくわからない方も多いかと思いますので
詳しい作品世界については、各自ググってみてください。

この作品に出てくる立花夫婦は、立花・宗茂と 立花・誾。
架空の立花家ではありますが、
歴史を再現するという作品世界の性質上
モデルになっているのは史実の宗茂と誾千代のようです。
上の写真の中で、付箋の貼ってあるところに、宗茂もしくは誾がでてきます。
この宗茂と誾も、かなり「いい夫婦」。
本棚に余裕のある方におすすめの一冊、いや数冊です。

 

 

以上、4点の作品をご紹介いたしました。
このうち、『無双の花』と『まりしてん誾千代姫』は、
柳川藩主立花邸 御花でも絶賛販売中。

 

ここ最近、いい立花夫婦の作品がたくさん発表されており
大変うれしく思っております。
なお、今後書いてみようかなという方へのおすすめ立花夫婦は
5代藩主・立花貞俶と珂月院夫婦です。

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立花キャプテン、初めての取材を受ける。

2012/9/21

9月某日、東京某所で、とあるインタビューが行われました。
そのときの模様を、同席した室長からリポートしてもらいましょう。

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「目の眼」里文出版さんの企画で、旧大名家の末裔へのインタビューがあり、
我らが立花家へも、ということで今回は17代立花宗鑑史料館館長…ではなく、
そのご長男立花宗和氏へお話しがありました。
実は、宗和氏は現在JALの機長を務めておられます。
―初めてのおつかい―ではありませんが、初めての取材、ということで、
諸々対応のため宗鑑館長からの依頼で私も同行することになりました。

9月18日の昼ごろ、インタビュー会場となった天王洲にあるJAL本社までご一緒に。

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受付で名札をいただいてから会議室のあるフロアへ…写真がピンボケでごめんなさい。
出版社からはカメラマンとライターのお二人、
そしてインタビュアーである調所一郎さんがいらっしゃいました。
調所(ずしょ)さんは、旧鹿児島藩家老、調所広郷の末裔ですが、
母方は旧柳川藩士安武家の血を引く方で、
柳川にも深いつながりのある人なのです。

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宗和さん、さっそくパイロットの制服に着替えて準備中。
肩章を付けて…立花キャプテン になりました。
JAL広報の方々のご理解ご協力をいただき、
こういったシチュエーションでの取材が実現いたしました。

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対談スタート。
リラックスした雰囲気で調所さんがお話しを始められました。
さすがに慣れておられる。
片や少し緊張気味にスタートした立花キャプテン。
立花家の末裔としての思いや、沢山のお客様の命を預かる機長としての責任についてなど、
とてもいいお話しでしたよ。
その詳細はぜひ「目の眼」来年一月掲載分でご覧下さい。
ライターさん期待しています!

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対談の終わりに、お二人並んでの撮影です。
この写真だとちょっとわかりにくいのですが、立花キャプテンは身長190cmの長身です。
立花宗茂に始まり、歴代の甲冑を見ていて、みなさん体格が大きいなあとは思っていたのですが、
現在まで長身は引き継がれていました。
宗和さん曰「これは父方(島村家)の遺伝だと思っていた」
確かに曽祖父にあたる島村速雄も長身でした。
無事、初めての取材、終了です。

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立花キャプテン、立花家としての初めての取材はいかがだったでしょうか。

発売間近になったら、またお知らせしますので
みなさんお楽しみに!

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料亭ランチで贅沢気分

2012/8/10

柳川藩主立花邸 御花の料亭は、当時伯爵や奥様の居室であったお部屋を
そのまま利用しています。

その料亭で、この夏楽しめるお食事がこちら。

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「贅沢ランチ 〜旬彩御膳〜」です。
調理場と料亭の若者2人がメニューを考えた、夏にぴったりのヘルシーランチ。
それをなんと2,500円(お部屋代・サービス料込)で味わうことができるのです。

今日は史料室スタッフ+博物館実習生で、贅沢ランチしてきました。
メニューを考えたスタッフの1人、料亭のゆかさんから聞いた裏話を交えつつ
「贅沢ランチ 〜旬彩御膳〜」の全メニューを紹介いたします。

さて本日のお部屋はこちら。

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新鈴の間。
ここは15代鑑徳の居室だった部屋です。
普段は室料が3,500円かかるお部屋ですので
食事代に室料が含まれていることを考えると、なんだかすでに得した気分。

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いい機会なので、室長が実習生に和室での基本的な作法を指導。
実は史料室スタッフも以前、小笠原流のお稽古を受けたのですが
すでに座布団への座り方は、忘れてしまっていました。何事も復習が大事。

とりあえず自己流で座布団に座ると、早速一品目。

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季節の和え物。
今日は「焼き茄子敷湯葉とろろ」(日によって違うそうです)
湯葉の混ざったとろろもおいしいのですが、茄子の味も絶品。

そして次に造里。

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涼しげな器に盛られた本日のお魚は、タイにカンパチにイサキ。
くるんとしたニンジンや大根までおいしくいただきました。

さて次は「かぼちゃのすり流し」

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半透明な器から何かカラフルなものが透けて見えています。
わくわくしながら蓋を取ると

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カラフル!
夏野菜がたっぷり。

ちょっと変わったすり流しを作ろうと思い
夏野菜であるカボチャ、と決めたそうです。
これは「納得の味です」と力強く言われました。
味はもちろん彩りも綺麗で、白い器によく映えます。

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温かいものが出てきました。
オープン・ザ・蓋。

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一瞬、蕎麦?と思いますが、これは「あかもくうどん」という
海藻を練り込んだうどんで、宮城県の特産品だそうです。
一口食べようと器に顔を近づけると、おつゆのいい香り。
冷たい食事の間に温かいものを挟むと、なんだかほっとします。

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こちらは「あっさり塩角煮」
夏野菜の向こうに、角煮が見え隠れしています。

夏バテの予防になる豚肉。
でも暑いときにこってり角煮はちょっとイヤかも。
よし、塩でさっぱり豚角煮だ!

という経緯で生まれた「あっさり塩角煮」。
すこしとろみのあるつゆ(あん?)をからめると、また旨し。
思いがけずトマトは温かです。

さあ、いよいよご飯ですよ。

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丼と薬味とたくさんの漬け物。

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薬味は、ミョウガにワサビに梅肉。
これは何のお供なのかというと

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「冷やし茶漬け」です。
薬味をたっぷり乗せ、ほうじ茶と鰹出汁をブレンドした特製出汁(冷)をかけていただきます。

普通は温かいお茶漬けだけど、夏は冷たくして出そう、という発想で生まれたこの一品。
夏バテ防止のために、近年お高めの鰻を頑張って入れました。

そして、いよいよデザートです。

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「米粉のアイスもなか」
アイス最中にして食すもよし
最中をパリッと割って、アイスを乗せて食すもよし。

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最中は、ちょうどよいサイズを求めていくつか取り寄せ、
検討の結果、このサイズに決定したとのこと。
アイスがちょうど収まるナイスサイズです。
米粉アイスはさっぱりしているので、食後にぴったり。
米って素晴らしい。

以上が、「贅沢ランチ 〜旬彩御膳〜」の全貌です。

メニューを決めるときは、
夏にはどういったものを食べたいか
お客様目線で考えたそうです。
こういう材料を使って、こういう風にしたいというイメージが
考案者二人の間で一致していたため、メニューはすぐに決定したとのこと。
ちなみに味付けや器のセレクトは、調理場の原氏が担当。
センスが光ります。

静かな部屋。
冷たさと温かさの両方を味わえる、彩り豊かな食事。
器に顔を近づけると漂う、まろやかな出汁の香り。
やわらかいもの、ぱりっとしたもの。
そして、ふと目を向けると障子の向こうに広がる素晴らしい景色。

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五感を贅沢に刺激するこちらのランチは、8月31日までの期間限定。

平日のお昼(11時から15時)のみで、予約が必要です。

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